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  <title>藤田綜合法律事務所</title>
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    <name>伊東満彦</name>
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    <title type="html">３月２０日</title>
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    <updated>2008-03-20T01:55:39+09:00</updated>
          <published>2008-03-20T01:55:39+09:00</published>
              <category term="女弁護士日記"/> 
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      <name>伊東満彦</name>
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          <summary type="html"> 「トウヤの結婚」というモンゴルの映画を観た。 夫と二人の子どもをかかえた女性の話で、夫は井戸掘りの時の事故で負傷し、歩けない身体障害者。トウヤは、日常の食事・洗濯・育児の他、男の仕事であるはずの水汲み・水運び・羊の世話・家の修理などすべてを一人で ...</summary>
              <content type="html">
        <![CDATA[
        　「トウヤの結婚」というモンゴルの映画を観た。

　夫と二人の子どもをかかえた女性の話で、夫は井戸掘りの時の事故で負傷し、歩けない身体障害者。トウヤは、日常の食事・洗濯・育児の他、男の仕事であるはずの水汲み・水運び・羊の世話・家の修理などすべてを一人でやらなければならない。とうとう、自分も腰痛で倒れた。

　部落の長は、トウヤに離婚して再婚することを勧める。それしか、生き残る道はないので、トウヤは離婚する。次々と求婚者がやって来るが、トウヤの再婚の条件は、二人の子どもはもちろん、別れた夫も共に同居して養ってもらうことだ。

　今の日本では考えられない条件だが、モンゴルでは結婚すなわち扶養であり、男すなわち労働力である。国の福祉も十分でなく、身体障害者となった者は、親族の誰かが扶養しなければならない。

　トウヤの別れた夫の姉も、夫と死別して親と子どもをかかえて、とても弟の面倒までみられない。トウヤの別れた夫は、自殺を図るが失敗し、トウヤにこっぴどく叱られる。

　先の見えない話だ。したがって、結末も暗い。
　モンゴルの自然・風物はすばらしかったが……。
        ]]>
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    <title type="html">３月１０日</title>
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    <updated>2008-03-10T01:52:52+09:00</updated>
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      <name>伊東満彦</name>
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          <summary type="html"> 私宛に「訴訟最終通達書」なるハガキが届いた。 こちらが弁護士だとは知らずに、手当たり次第に出しているのだろう。 まず、「この度、ご通知致しましたのは、貴方の納付されていない消費料金について契約会社、運営会社から民事訴訟として、訴状の提出をされ、訴 ...</summary>
              <content type="html">
        <![CDATA[
        　私宛に「訴訟最終通達書」なるハガキが届いた。

　こちらが弁護士だとは知らずに、手当たり次第に出しているのだろう。

　まず、「この度、ご通知致しましたのは、貴方の納付されていない消費料金について契約会社、運営会社から民事訴訟として、訴状の提出をされ、訴訟手続きが開始されている事をご通知致します」と書いてある。
　そもそも、「消費料金」というのはない。
訴状が提出されると、裁判所から特別送達という方法で、被告宛に訴状が送られてくるので、所在不明にしていない限り、自分の知らない間に訴訟手続が開始されるということはありえない。

　次に、「このままご連絡なき場合、下に設けられた訴訟取り下げ最終期日を経て特別送達による出廷命令が送付されます。尚、裁判後の措置として裁判所による執行証書の交付のもと給料差し押さえ、及び動産物、不動産の差し押さえを裁判所執行官の立会いのもと強制的に履行させて頂きますのでご了承ください」と書いてある。
　意味が理解できない。民事事件の場合、原則として出廷命令はない。出廷しないと不利益が科されるだけである。
裁判所の執行証書、というものもない。判決や審判に執行文が付与されて強制執行の手続はありうるが、不動産の差し押さえは、裁判官の決定で不動産登記簿謄本に記載されるだけのことで、執行官の立会いはない。

　そして、「訴訟内容及び、訴訟取り下げ等のご相談に関しましては、受付時間内にて受け賜っておりますので職員までお問い合わせください。尚、個人情報保護の為、ご本人様からご連絡いただきますようお願い申し上げます。以上を持ちまして最終通告とさせて頂きます」と書かれ、訴訟番号として「平成一九年度（い）第八五二四ー二号」とある。
　管轄する裁判所と事件によって事件番号が付されるが、そもそも（い）というのは民事事件にはつかないし、番号に枝番がつくこともない。

　私からしてみれば、いかがわしい、間違いだらけの通達書だか、これを見てびっくりし、電話して訳のわからないまま、訳のわからない金を払う人も、さぞいるだろう。

　現に、私の友人から「こんなハガキが来たけれど、どうすればいい？」と相談された。無視すればいいと答え、彼女からは友人に弁護士がいて良かったと感謝されたが、知人に弁護士がいなくても無料相談所など利用してほしい、被害に会う前に…。
        ]]>
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    <title type="html">２月２０日</title>
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    <updated>2008-02-20T05:35:56+09:00</updated>
          <published>2008-02-20T05:35:56+09:00</published>
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      <name>伊東満彦</name>
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          <summary type="html"> Ａ子は、恋い焦がれていたＢ男と結婚できて、とても幸せだった。 Ｂ男とはテニスサークルで知り合ったが、Ｂ男は、テニスの腕は抜群で、サークルでも人気者だった。 そのサークルの忘年会の時、皆でカラオケに行ったら、Ｂ男の歌がまたうまくてしびれた。 話題も豊 ...</summary>
              <content type="html">
        <![CDATA[
        　Ａ子は、恋い焦がれていたＢ男と結婚できて、とても幸せだった。

　Ｂ男とはテニスサークルで知り合ったが、Ｂ男は、テニスの腕は抜群で、サークルでも人気者だった。
そのサークルの忘年会の時、皆でカラオケに行ったら、Ｂ男の歌がまたうまくてしびれた。
話題も豊富で、自動車会社のセールスマンとしての営業成績も良いらしい。
Ａ子は、そんなＢ男と結婚できたのだから、披露宴では皆に羨ましがられ、祝福の言葉もたくさんもらった。

　ところが、新婚旅行の最初からＢ男の暴力が始まった。

　まず、Ｂ男は、「俺は絶対に間違ったことは言わない、しない。だから、お前は俺の奴隷になったつもりで何でも言うことを聞け」と宣言し、Ａ子は、Ｂ男から「口のきき方が悪い」、「そんな目付きで俺を見るな」と細かいことに難癖をつけられ、小突かれたり、叩かれたりした。

　旅行から家に帰ってからも、Ａ子は、Ｂ男から食事がまずいと皿を投げつけられたり、夜中に起こされてコンビニに買い物に行かされたり、ひどい時は殴る・蹴るで、Ａ子の身体中はアザだらけになった。

　Ａ子は、すぐに離婚を考えただろうか、ノー。

　Ａ子は、ひたすら自分がいたらないと自分を責め続け、何とかＢ男に気に入ってもらえるようにと、涙ぐましい努力をする内、体重も減り、全く笑顔もなくなり、一度実家に帰った時には、両親がびっくりするくらい変わり果てていた。

　ＤＶ（ドメスティック・バイオレンス＝家庭内暴力）の特徴は、夫が日常的に暴力をふるうのかというとそうではなく、時々優しくなり、「俺にはお前が必要だ」とか、「俺の気持ちをわかってくれるよな」などと言われると、妻は、夫には自分が必要なのだという気持ちになり、暴力を振るう夫を責めるのではなく、自分をダメな人間だから、と自己評価して落ち込むのである。

　Ａ子は、とうとう自律神経失調症となり、両親に連れられて私の事務所に離婚の相談で来たのだった。

　Ａ子は、ずっと日記をつけていたが、それを読むとＢ男への想いが切々と書かれており、
「何で私は彼の気持ちが読めないのだろう。言われるまで、彼が夕飯よりお風呂を先にするとは思わなかった」
「また叱られて、蹴とばされてしまった」
「明日こそは彼に好かれるように、抱きしめてもらえるように。涙をみせず、頑張ろう」
などと書かれてあり、読む方も切ない気持ちにさせられる。

　今、Ａ子はカウンセリングを受けているが、離婚が成立して、早く立ち直ってくれるよう私も努力するつもりで、引き受けた。
        ]]>
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    <title type="html">２月１０日</title>
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    <updated>2008-02-10T05:17:24+09:00</updated>
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      <name>伊東満彦</name>
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          <summary type="html"> 先週末スキーに行った。 一日目山形蔵王、二日目宮城蔵王えぼし、気温はかなり低かったが晴天で、前日雪が降ったこともあって、かなりの人出だった。しかも、土・日だったので、家族連れが多かった。 ゆるやかなゲレンデや昼のレストランで親子連れを見てみると、 ...</summary>
              <content type="html">
        <![CDATA[
        　先週末スキーに行った。

　一日目山形蔵王、二日目宮城蔵王えぼし、気温はかなり低かったが晴天で、前日雪が降ったこともあって、かなりの人出だった。しかも、土・日だったので、家族連れが多かった。

　ゆるやかなゲレンデや昼のレストランで親子連れを見てみると、父親がマメマメしく子どもの世話をやいている。自分の足の間に子どもをはさんでボーゲンの練習、背負って滑っている父親もいた。子ども達も明るく楽しそうにはしゃいで、いかにも幸せそうだ。

　新聞紙上では、相も変わらず幼児虐待、そして、私が抱えているいくつもの離婚事件では夫婦別居、父親から満足に養育費も送ってもらえず、スキーどころか行きたい塾にも通えない。日曜日に、近所の父子がキャッチボールをしている姿を羨ましがって見ている。

　今、格差社会というのは、専ら経済的な面でとらえられているが、家族関係も幸せな家庭と不幸な家庭、と格差が広がっているのではないだろうか。もちろん、経済事情と密接な関連があり、収入が少ないと夫婦喧嘩の機会も増え、レジャーを楽しむゆとりもない。

　政治家は、格差社会の是正、と口々に言うが、どれだけ期待できるのだろう。
        ]]>
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    <title type="html">１月２０日</title>
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    <updated>2008-01-20T05:14:36+09:00</updated>
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      <name>伊東満彦</name>
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          <summary type="html"> 大学の恩師が急に亡くなってから一年経つ。 恩師は、著名な民法学者で、現職を退いた後も執筆活動を続けておられた。 新しい視点からの親族法をほぼ脱稿し、机上の原稿の上に眼鏡と訂正用の短い赤鉛筆を置いたまま、この続きを始める姿を彷彿とさせる形で緊急入院 ...</summary>
              <content type="html">
        <![CDATA[
        　大学の恩師が急に亡くなってから一年経つ。

　恩師は、著名な民法学者で、現職を退いた後も執筆活動を続けておられた。
新しい視点からの親族法をほぼ脱稿し、机上の原稿の上に眼鏡と訂正用の短い赤鉛筆を置いたまま、この続きを始める姿を彷彿とさせる形で緊急入院し、二週間弱の後、心不全で亡くなったと聞いた。

　訃報に接したのは東京にいた時だったが、急遽帰仙し、葬式で弔辞を読んだ私は涙が止まらなかった。

　先生ご夫妻には、子どもがいなかったこともあり、我が子のようにかわいがっていただいた。
夫との実質的仲人でもあるし、私達に長男が生まれた時に百日目（地方によっては百十日・百二十日）のお喰い初めの時には、祖父母の代役でご飯粒を長男の口に入れる、という儀式をしていただいた。
本を山のように積み重ねてある書斎から、和服姿の先生が目を細めて出てこられ、「来たか、来たか」とにこにこ話しかけて下さったお姿が懐かしく思い出される。
　でも、長患いして亡くなった後、入院中のお姿しか思い浮かばないより、元気なお姿のままポックリ亡くなられた方が、良い思い出ばかり残りますね、と慰めたつもりの言葉に、奥様は「配偶者の場合は別、ああもしてあげれば、こうもしてあげればよかったと、諦めがつかない。
生前、夫婦一緒に行った所にはつらくて行けない」と、おっしゃっていた。

　本当に仲睦まじいご夫婦でいらしたのだ、と改めて思った。
        ]]>
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    <title type="html">１月１０日</title>
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    <updated>2008-01-10T05:12:26+09:00</updated>
          <published>2008-01-10T05:12:26+09:00</published>
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      <name>伊東満彦</name>
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          <summary type="html"> 憲法九条改定を焦点とする改憲論者の言い分の一つは、現在の憲法はアメリカの押しつけだから、ということである。 しかし、先日観た「日本の青空」という映画で、そうではないのだ、という認識を強くした。 映画の主人公は、鈴木安蔵という憲法学者。一九四五年一 ...</summary>
              <content type="html">
        <![CDATA[
        　憲法九条改定を焦点とする改憲論者の言い分の一つは、現在の憲法はアメリカの押しつけだから、ということである。

　しかし、先日観た「日本の青空」という映画で、そうではないのだ、という認識を強くした。

　映画の主人公は、鈴木安蔵という憲法学者。一九四五年一一月、日比谷で大空襲の戦火を免れたビルの一室で「憲法研究会」のメンバーが集まり、鈴木安蔵を中心として憲法草案をまとめた。
この憲法研究会では共和制の案も出されたりしたが、結局、天皇を象徴とする民主主義、自由権、平等権、参政権など基本的人権を盛り込んだものとなった。
これを鈴木安蔵は首相官邸とＧＨＱに提出した。ＧＨＱのエマーソン氏がこれを高く評価し、マッカーサーにも訴え、ＧＨＱの草案でも重要視されて、現在の憲法ができあがった、という内容であるが、鈴木安蔵の戦前の貧困ぶり、夫婦の会話なども折り混ぜ、難しいテーマにしては飽きさせないできあがりになっていた。

　最近「カルラのリスト」を観た。

　これはユーゴスラビアの戦争責任者を見つけ出して、国際刑事法廷に起訴することに執念を燃やしている女性検察官カルラの話で、カルラをずっとカメラが追って活躍を紹介している。

　実話に基づいた映画からは得るところが多く、次は「ヒットラーの贋金」を楽しみにしている。
        ]]>
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    <title type="html">１２月２０日</title>
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    <updated>2007-12-20T04:19:51+09:00</updated>
          <published>2007-12-20T04:19:51+09:00</published>
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      <name>伊東満彦</name>
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          <summary type="html"> アメリカの九・一一事件以降、テロ対策と称していろいろな所で監視・規制が厳しくなっている。 先日、ニューヨークへ遊びに行った友人がこぼしていた。入・出国手続のチェックが厳しく、カバンの中を綿密に調べられたり、靴も脱いで調べられたり、そのせいで通関の ...</summary>
              <content type="html">
        <![CDATA[
        　アメリカの九・一一事件以降、テロ対策と称していろいろな所で監視・規制が厳しくなっている。

　先日、ニューヨークへ遊びに行った友人がこぼしていた。入・出国手続のチェックが厳しく、カバンの中を綿密に調べられたり、靴も脱いで調べられたり、そのせいで通関の時間も大幅にかかるので長蛇の列ができて大変だ、と。

　ただ時間がかかる、というだけならまだ我慢もできる。しかしながら、「安全・安心まちづくり条例」や「生活安全条例」の広がりによって市民生活の警察による監視あるいはその可能性が強まっている。
　住民相互監視の結果としての個人の生活情報や監視カメラのデータを警察がほとんど無制限に取得する現実的可能性が生まれている。
　法制上の動きをみると、まず二〇〇三年三月の通常国会に提案されて以降、政府が成立に執着し続ける組織的犯罪処罰法改正案があり、いま「共謀罪」の名称を「テロ等謀議罪」に変更して成立を図ろうとしている。

　犯罪収益の移転防止、マネーロンダリング対策が目的であるとされる、いわゆるゲートキーパー法は、それまで金融機関に課していた疑わしい取引の届出義務をリース、クレジット、不動産取引に拡大し、届出先を「警察庁」に定めた。

　外国人の出入国や在留管理についてみると、入管法の改正（二〇〇六年五月等）、雇用対策法の改正（二〇〇七年五月）によって、国家が、指紋情報、顔貎情報をデータベース化すること、また事業主に申告させた就職・離職の情報を含む個人情報を一元的に管理・利用すること及びそれらの情報を他の国の保管情報と交換することが可能となっている。

　これらの動きは憲法で守られている言論の自由、思想・良心の自由、プライヴァシーの権利等が侵害されるのではないかという問題意識で、先日日弁連の人権大会シンポジウムが開催され、私も出席したが、私たちの生活が日常的に監視・規制されるようになった近未来の想定劇もなかなか面白く、そして改めて「安全」と「自由の放棄」の関連について考えさせられ、有意義であった。
        ]]>
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    <title type="html">１２月１０日</title>
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    <updated>2007-12-10T04:15:05+09:00</updated>
          <published>2007-12-10T04:15:05+09:00</published>
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      <name>伊東満彦</name>
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          <summary type="html"> メール交信が基でのトラブルが多い。 メールでは、相手の表情も声色も分からず、言葉だけが過大な意味を帯びる。 Ａ子は、ちょっとした夫への不満をメールで見ず知らずのＢ夫に告げるうち、Ｂ夫からの優しい、しかも、表現力豊かな慰めの言葉にだんだんハマって、 ...</summary>
              <content type="html">
        <![CDATA[
        　メール交信が基でのトラブルが多い。

　メールでは、相手の表情も声色も分からず、言葉だけが過大な意味を帯びる。　

Ａ子は、ちょっとした夫への不満をメールで見ず知らずのＢ夫に告げるうち、Ｂ夫からの優しい、しかも、表現力豊かな慰めの言葉にだんだんハマって、一日に何度も交信し、ついにはＢ夫への思慕の情が高まって、是非会いたいと思うようになった。

　Ｂ夫は、こうして何人もの人妻と不貞の関係を持っていたのだった。

　Ａ子の夫は、Ａ子の携帯電話からこの事実を知り、妻を責めたところ、Ａ子は、やっと目が覚め、自分の愚かさを嫌という程思い知ることになるが、Ａ子がいくら謝っても、夫のわだかまりは消えない。

　以後、いつもＡ子は行動を監視され、何かにつけて嫌みを言われ、いたたまれない気持ちで、Ａ子の方からむしろ離婚の話を切り出したが、夫は、未だ子どもが幼いからという理由で離婚には応じない。

　Ａ子から離婚の調停を出してくれと依頼されたが、自ら不貞を行って離婚を請求することは難しく、離婚が成立しないとＡ子はいつまで針のムシロに座り続けていくのだろうか。

　いわゆる「２チャンネル」で自分の名誉を毀損された、という相談も多く、あまりにもひどい事例で告訴している事件もあるが、加害者の特定が困難で捜査が難航している。

　今、女子高生らの間で、「ブログ」が流行していると聞く。

　自分の写真、名前、年齢や趣味など自分をアピールする内容を書き込んだ携帯電話の個人ホームページである。メールでも顔の見える交際を、という要請かもしれないが、詳しい個人情報記入で仲間内のトラブルや、第三者に個人情報が渡る危険はないのだろうか。

　ひと昔前の、いわゆる「文通」をも懸念していた私には不安なことばかりだ。
        ]]>
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    <title type="html">１１月２０日</title>
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    <updated>2007-11-20T04:12:47+09:00</updated>
          <published>2007-11-20T04:12:47+09:00</published>
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      <name>伊東満彦</name>
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          <summary type="html"> ずい分肌寒くなってきた。 これからの季節、ホームレスにとってはさぞつらいことだろう。 私が、今、弁護している被告人は、住居侵入罪で拘留されている。 彼は、五五才だが、病弱でまともに仕事ができず、八五才の母親と一緒に母親の年金で生活していたが、母親が ...</summary>
              <content type="html">
        <![CDATA[
        　ずい分肌寒くなってきた。

　これからの季節、ホームレスにとってはさぞつらいことだろう。

　私が、今、弁護している被告人は、住居侵入罪で拘留されている。

　彼は、五五才だが、病弱でまともに仕事ができず、八五才の母親と一緒に母親の年金で生活していたが、母親が痴呆で施設に入院してからは、住むところも収入もなく、一回目はコンビニエンスストアでおにぎりを窃盗して捕まり、この時は起訴猶予、二回目は、いわゆる車上荒らしで捕まり、起訴されたが執行猶予。今回は、他人の敷地内の物置小屋に侵入したということで、家人からの通報で捕まった。

　「物置小屋を開けたら、いきなり身も知らずの男、それも汚い身なりの男がうずくまっており、びっくりもしたし怖い思いもした」と家人は厳罰を望むと調書には書いてあるが、被告人は、風雨をしのぐつもりでやむを得ずちょっとお邪魔くらいのつもりで、家人を驚かすつもりなど全くなかったのだろう。

　何とか再度の執行猶予の弁論をしたいとは思うが、はて、彼は釈放されても行く当てもなく、また再犯をくり返すのではなかろうか、と思うと、本当に執行猶予の方がいいのだろうかと考えてしまう。

　生活保護を申請するところまで付き添ってやるべきなのだろうか。しかし、消費者金融からの借金もあると言っていたので、生活保護は受けられないだろうと、私まで暗澹たる気分になってしまう。
        ]]>
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    <title type="html">１１月１０日</title>
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    <updated>2007-11-10T03:10:46+09:00</updated>
          <published>2007-11-10T03:10:46+09:00</published>
              <category term="女弁護士日記"/> 
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      <name>伊東満彦</name>
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          <summary type="html"> 子どもは何才から自分の思っていることを文章にできるのだろうか。 私の六才の孫は、「おばあちゃん、おたんじょうびおめでとう。いつまでもながいきしてください」なんて書いてくれるが、これは多分母親に言われて書いているのだろう。 Ａ男は、ある日突然、妻と ...</summary>
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        　子どもは何才から自分の思っていることを文章にできるのだろうか。

　私の六才の孫は、「おばあちゃん、おたんじょうびおめでとう。いつまでもながいきしてください」なんて書いてくれるが、これは多分母親に言われて書いているのだろう。

　Ａ男は、ある日突然、妻と三人の子が家を出て大阪の実家に帰ってしまい、離婚の調停申立がなされた、と相談に来た。

　妻はともかく、三人の子どもと引き離されたのがつらい、一刻も早く会いたいという。早速妻の代理人弁護士に交渉したが、「子どもが会いたくないと言っているから会わせない」と返事が返ってきた。

　そこで、子どもに面接させてほしい、という調停の申立をしたが、なかなか難航している。

　妻から、子どもからの手紙というのを渡された。

　一番上の男の子、中学三年生、「今は、ひたすら高校受験のための勉強に専念したい。今の生活は落ち着いていて、僕にはもうお父さんはいないものという気持ちなので、今後とも僕の生活を乱して欲しくない」という内容。真ん中の男の子、小学六年生、「お父さんは自分のしたことがわかっているのか。反省しているのか」という詰問するような内容の手紙だ。一番下の男の子、小学二年生、「おとうさんは、おかあさんをいじめていたからきらいだ。あいたくない」と書いてある。

　Ａ男は、唖然としてしまった。長男とは、ついこの間の日曜日、一緒にキャッチボールをしたし、二男は、「今度運動会で騎馬戦の一番上に乗って戦うから、是非見に来てネ」と言っていたし、三男も、この前のＡ男の誕生日には「肩たたき券、一年間有効」というのをくれたのだという。

　妻とはいろいろいさかいもあったが、三人の子が自分を嫌っているはずはない、これは妻が無理矢理書かせたものに違いない。妻に叱咤されて、嫌々書いている子ども達の姿が目に浮かぶ、とまでＡ男は言う。

　本当にそうなのだろうか。真実を確かめようがないので、私もつらいところだ。
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    <title type="html">婚約破棄の法律問題</title>
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    <updated>2006-04-05T06:00:05+09:00</updated>
          <published>2006-04-05T06:00:05+09:00</published>
              <category term="離婚ファイル"/> 
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      <name>伊東満彦</name>
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          <summary type="html"> よく結婚式に招待されたり、仲人を勤めたりすることがあるが、結ばれた２人の表情は明るく、希望に満ちて輝き、真にホーホツァイト（ドイツ語で最高の時＝結婚式）だなあと思う。 しかし世の中には、婚約はしたものの不幸にして結婚に至らなかったカップルがたくさ ...</summary>
              <content type="html">
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        　よく結婚式に招待されたり、仲人を勤めたりすることがあるが、結ばれた２人の表情は明るく、希望に満ちて輝き、真にホーホツァイト（ドイツ語で最高の時＝結婚式）だなあと思う。

　しかし世の中には、婚約はしたものの不幸にして結婚に至らなかったカップルがたくさんいる。２人の合意で解約する場合は問題は少ないが、法律的に厄介な問題を残すのは、一方的な婚約破棄の場合である。


　まず、婚約が成立していたか否かが争われることが多い。結納や指輪の授受があった時ははっきりしているが、２人の口約束だけの場合は、後での立証がむづかしい。

　次に破棄した者の責任であるが、強制履行を求めることは許されない。結婚は当事者の自由な意思で成立させるべきであって、たとえ婚約者でも、すでに結婚する意思がなくなった者に結婚を強制すべきでないからである。

しかし、正当な理由がないのに婚約破棄した者は相手方に損害金や慰藉料を支払わなければならない。

何が正当な理由になるかはむづかしい問題であるが、相手方に莫大な借金があることとか、交際中の異性がいることなどわかって、とても円満な夫婦生活を望めない場合などは正当な理由ありと言えるであろう。

婚姻後の夫婦の姓をどちらにするか話し合いがつかなくて破談になったケースも時々耳にするが、民法改正で夫婦別姓が認められるようになれば、少なくともこの点でのトラブルは避けられることになるであろう。

損害金としては、結婚式場の予約金や嫁入道具購入の手付金などが考えられる。
慰藉料の額については一口に言えないが、離婚の慰藉料と比べてずっと低いのが現状である。


　結納は将来成立すべき結婚生活を目的とする贈与であるから、結婚が不成立に終った時は原則として返還請求できる。

しかし、結納を出した側が不当に婚約破棄した場合には、それをそのまま損害金や慰藉料に充当させて返還を請求しない、というケースが多い。

　先日も１つ和解で解決したケースがあったが、見合した相手と交際を続け、結納も済ませて式場予約、親せきや知人に招待状の発送、衣裳合わせと進めていったのに、だんだん相手の男性の態度が冷たくなり、仲人を通して破棄の申入れがあったが、何が原因なのか全く説明も無かった、というケース。

親せきや友人から送られた祝の品を前に悲嘆に暮れていたが、相手のわがままが許せず意を決して訴訟にしたのであった。

結局結納金の１００万円に若干プラスした金額の支払を受けることで和解したが、依頼者の女性は未だなかなか諦め切れないようであった。

私は

　「一緒になってからこじれて離婚するより、早い内に破談になって再出発できるのだから、
　　むしろよかったとおもわなくちゃ」

となぐさめたのであったが、年頃の娘を持つ親でもある私としても複雑な気持であった。
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