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2006年8月20日(日曜日)

8月20日

カテゴリー: - fujitasougou @ 03時24分41秒

 朝一番の電話、不貞の慰藉料請求の訴を起こした相手本人だった。

 「一体、何考えてんだ。せっかくこの前離婚してやったのに、その上オレから金までふんだくろうって言うのか。オレに金なんかないのは別れた女房が、一番よく知っているんだ。てめぇがたきつけて金を取ろうってんだろう。ありもしねぇことをでっち上げて、彼女までまきこんで、どういうつもりなんだ。頭冷やしてよく考えろ。てめぇの思い通りになんかさせねぇからな」。

 受話器にガンガン響く声。私も言い分はヤマほどあったが、同じレべルで怒鳴り合っていても仕方がない。

 「あなたから、てめぇ呼ばわりされる筋合いではありません」と、電話を切った。すぐまた電話をかけ直してくるかと思ったが、それきりだった。

 しかし、朝一番がこんな電話だと一日気が滅入る。

 こんな時は、せめておいしいお昼を食べること。


2006年8月10日(木曜日)

8月10日

カテゴリー: - fujitasougou @ 03時23分11秒

 ゲートキーパーという言葉を知っていますか?

 単純には「門番」という意味であるが、今問題になっているのは犯罪収益やテロ資金の移動ないし隠匿、そしてマネーローンダリングを防止するため、違法な金融取引に関わり得る機関や法律専門職等に対し、監視や報告をなさしめ、もって門番(ゲートキーパー)としての役割を担わせようとする制度として提唱されていることである。

 この背景には、OECD加盟国を中心とする国の政府間機関であるFATF(金融活動作業部会)が、二〇〇三(平成一五)年、弁護士、公認会計士などの専門職に対して、顧客の本人確認義務及び記録の保存義務と、マネーローンダリングやテロ資金の移動として疑わしい不動産売買、資産管理等の取引について、これを各国に設置される金融情報機関に報告する義務を課すことを定めたということがある。

 現在ゲートキーパー制度は、金融機関に適用されている。「組織犯罪処罰法」では、銀行その他の金融機関は、一定の業務において収受した財産が犯罪収益である疑いがあるときは、速やかに、金融庁長官に届け出ることが定められている。

 現在政府は、弁護士に依頼者の「疑わしき取引」を警察庁に通報すること及び通報した事実を依頼者に秘匿することを義務づける制度の法制化を準備しているが、依頼者等から得られた「疑わしい取引」に関する情報を警察に秘密裏に通報すべき法的義務を課す制度は、弁護士を警察への密告者として仕立てあげるものである。その結果、市民をして、弁護士が警察権力の一端を担うものとの誤解を生じせしめることになる、という理由で弁護士会では強く反対してる。

 弁護士の仕事には、依頼者の状況を正確に判断して、それに対して法的な助言をすることによって、依頼者に合法的な行動を取らせるという側面がある。したがって、何でも弁護士に安心して打ち明けられるようにした方が、法律がより守られる社会を作れる。

 弁護士は、依頼者からの信頼、市民の信頼のうえに成り立っている職業である。ところが、依頼者を密告することが法律によって義務づけられることになれば、もはや依頼者からの全面的な信頼は得られなくなる。弁護士が、ときどき「警察のスパイ」になるのでは、弁護士の仕事は本質的に成り立たなくなってしまう。弁護士が国家から独立して活動しうるという前提がなければ、民主的な司法も民主的な国家も成立し得ない、と訴えているのである。


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