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2007年1月20日(土曜日)

1月20日

カテゴリー: - fujitasougou @ 03時31分41秒

 私の友人からホールインワン記念パスネットなる物が送られてきた。

 「千葉カントリークラブ梅郷コース一三番ホール一五九ヤード」と書かれている。私もちょっとゴルフをやるので、ホールインワンがいかに大変なことかわかっているつもりだが、彼は、その時一緒にゴルフをしていた仲間ばかりでなく、彼が今まで一緒にゴルフをしたことのある人全員に、記念にパスネットを作って送ったようだ。

 大変な出費になったことだろう。彼も手紙に「これを機会に、今度はゴルフの保険金を増額することにしました」と書いた来た。

 とにかく何でも保険だ。私も傷害保険、終身保険、養老保険、家財保険、弁護士賠償保険、持ち物保険、損害保険等々、どれだけ入っているだろう。

 たいていセールスマンの説明を聞き、「なるほど、なるほど。いざという時のために入っていた方がよいか」と気楽に入り、保険約款なる書類を渡されても、細かい字でびっしり書かれている物に目を通す気にもなれない。

 日頃、六法全書など細かい字の書物を読むことに慣れている弁護士でさえ、この始末なのだから他の人が読む気になれないのは仕方のないことであろう。

 しかし、実はこの約款に書かれている「保険金を支払わない場合」というのが重要で、後日この問題に関してのトラブルが何と多いことか。

 家財保険では、地震や津波による損害には支払われない場合があり、傷害保険では、いわゆるムチウチ症とか腰痛で他覚症状のないものには支払われない場合があり、動産保険では置き忘れや紛失による場合は支払われない場合がある。

 また、疾病保険の場合は、特に告知義務というのが重要で、保険に入る際に既往症や現在医者にかかっている症状を告知しなかったために、後で保険金の支払いが受けられない場合がある。生保レディに言われるまま告知の用紙の「無」の欄にマルをつけて、告知義務違反に問われて争いになるケースが多い。

 保険に入る時は、メリットではなく、まず、免責事由について説明を受け、約款で確かめること、これが鉄則だ。


2007年1月10日(水曜日)

1月10日

カテゴリー: - fujitasougou @ 03時30分14秒

 つくづく老人社会を実感するのは、介護に関する相談が増えたことである。

 「兄夫婦が、両親と同居して介護をしていたが、仲たがいをして家を出て、介護も放棄してしまった。二男の私は、勤務の関係で親と同居することはできず、かといって、老人だけを放っておくわけにも行かず、どうすれば良いでしょう」とか、「長女の私は、両親と同居して、もう二〇年も介護している。そのせいで婚期も逸し不遇な毎日だ。私の苦労が報われることはあるのでしょうか」といった相談だ。

 前者の場合、回答としては、「法律上、直系血族と兄弟姉妹はお互いに扶養する義務があります。したがって、二男であるあなたも両親を扶養する義務はありますが、自分の生活を犠牲にしてまで扶養する義務ではなく、自分の社会的身分にふさわしい生活をして、なお、余裕のある場合に、その範囲で援助する義務です。よって、仕事を辞めてまで、両親を介護することまでは求められませんが、お兄さんも、両親をどうしても引き取りたくないというのであれば、引取扶養を強制はできないし、かりに、引き取ったとしても適切な扶養は期待できないでしょうから、そのような場合には施設に入所させて、その費用の負担について、お兄さんと話し合うのがよいでしょう。話がつかない場合は、家庭裁判所に調停を申し立てるのがよいでしょう」ということになる。

 後者の場合は、「法律では相続の時に寄与分という制度を認めています。両親を長年療養看護する等して、両親の財産の維持または増加に特別に寄与した相続人は、寄与者として、相続財産の中から相続分とは別に寄与分を認めてもらうことができます」というのが回答になる。

 しかしながら、前者の場合、見捨てられた両親を今すぐにどうすればよいかという問題には役に立たず、後者の場合も、親にこれといった財産がない場合には寄与分といっても絵に描いた餅だ。

 介護に関する相談は、法律相談というより人生相談のことが多く、私の未熟さを痛感させられるばかりである。


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