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2007年6月20日(水曜日)

6月20日

カテゴリー: - fujitasougou @ 05時44分11秒

 たいていの弁護士は、毎日仕事に追われて忙しく生活しているはずであるが、ときどき「えっ!この先生がこんなことに熱中しているの?」と、弁護士の私生活をかいま見ることができる。

 それは、毎月一回発行される仙台弁護士会の会報の「訟廷外日誌」というコラムで、自分の趣味などを披露する随筆からであるが、こわもてのA弁護士は、週一回エアロビクスで汗を流している。ペン以外持ったことのないようなT弁護士は、庭いじりが好きだ。仕事一筋と思っていたW弁護士は、実は三度の飯より野球が好きだったのだ、等いろいろ意外な面に驚かされる。

 この度、またまた驚いたのは、Y弁護士が作曲をしてCDにしたのだ。彼曰く、「僕が一九才の頃、NHKテレビに素人が局を作り、プロの歌手が歌う『あなたのメロディー』という番組があり、この番組に四曲ほど採用され、スタジオで自分の作った曲が実際の音になっていく喜びにハマってしまった時期がありました。しかし、その後、弁護士というヤボ(笑)な仕事をするようになり、曲が作れずに推移したが、今般、青葉通りのケヤキ五〇本が他に撤去されることになり、これをなんとか止めさせる方策はないものかと思案しているうちに、(梅原市長と同様)ケヤキの精たちが僕に『私たちが伐られてしまうことを作曲して市民に知らせてほしい」と語りかけてきて、それまで創作意欲を失っていた僕にケヤキの精たちが創作意欲をかきたててくれたというわけです」ということで、「私を伐らないで」という曲で、TBCやNHK−FMでオンエアされている。

 また、I弁護士は「仙台義経ロマンの会」の会長をしていて、義経ゆかりの地を訪ねたり、歴史を掘り起こしたりして、今回「義経北天を翔ける」という本を出版した。

 隠れた才能には、ただただ恐れ入るばかりである。


2007年6月10日(日曜日)

6月10日

カテゴリー: - fujitasougou @ 05時40分03秒

 先日の誕生日で、私も六一才になった。
 なったというよりも、なってしまったという実感。
 私の両親は、いずれも七七才で亡くなったので、私も遺伝上八〇才以上は望めないだろう。あと十数年しかない余命なら、せいぜい面白おかしく毎日を過ごしたい。

 そこで、

   ,弔蕕い海箸呂靴覆
  ◆,泙困なは食べない
   心外なお義理の付き合いはしない

という三原則を自分でたてた。

 だから、今日相談に来たA子の話は、よく理解できる。

 A子の夫は、大きな商事会社のバリバリの営業部長で、これまでほとんど家にいることはなく、家事・育児はA子に任せきりだった。それが、退職して毎日家にいると、何かとA子に干渉する。それも些細なことで、「台所を散らかしている。その割には、手抜きでまずい料理しか作らない」、「そんな下らない週刊誌を読んで。だから、お前はバカなんだ」、「何だ、その服は。趣味が悪いな」、「三時までには帰ると言ったのに、四時ではないか。どこをほっつき歩いていたんだ」等々一日中夫の小言を聞いていなければならず、うんざりだとA子は言う。そして、たまにA子が口答えをしようものなら、こづきまわしてどこまでも追いかけ回すという。

 A子は、夫と既に寝室は別にし、家の中でもできるだけ顔を会わせないようにしているが、「私のあと二〇年かそこらの人生を、こんなつまらない毎日で終わらせたくない」と言うのだ。

 これまで、経済的には何不自由なく暮らして来たが、お金の心配はなくても、嫌な夫と暮らすよりは、多少不自由しても一人で楽しく暮らしたい。それにしても、生活の心配があるので、別れるとなったら、一体いくら位夫に請求できるかというのが、A子の相談内容である。

 A子の夫は、退職金五〇〇〇万円をそのまま預金している他、自宅の土地建物のローンも完済して、さらに親から相続したマンションは他人に貸して賃料収入もあるという。また、月に四〇万円近い年金も受給しているという。

 さて困った。まず、夫が離婚はしないと言った場合、裁判で認められるような離婚原因がないことだ。それならば、別居ということが考えられるが、別居時には離婚時と異なって、まとまった財産分与は請求できない。せいぜい婚姻費用分担という形で毎月の生活費を請求できるだけで、それもあまり高額ではなく、また、不払の時は給料と違って年金を差し押さえることはできない。

 それでも離婚に向けた示談交渉をしてみましょうかと私が尋ねると、A子は、「しばらく考えてみます」としょう然として帰っていった。

 こんな六〇代の女性が、世間にはたくさんいるのではないかなぁと、私も少しばかりウツの気分になってしまった。


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