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2008年3月20日(木曜日)

3月20日

カテゴリー: - fujitasougou @ 01時55分39秒

 「トウヤの結婚」というモンゴルの映画を観た。

 夫と二人の子どもをかかえた女性の話で、夫は井戸掘りの時の事故で負傷し、歩けない身体障害者。トウヤは、日常の食事・洗濯・育児の他、男の仕事であるはずの水汲み・水運び・羊の世話・家の修理などすべてを一人でやらなければならない。とうとう、自分も腰痛で倒れた。

 部落の長は、トウヤに離婚して再婚することを勧める。それしか、生き残る道はないので、トウヤは離婚する。次々と求婚者がやって来るが、トウヤの再婚の条件は、二人の子どもはもちろん、別れた夫も共に同居して養ってもらうことだ。

 今の日本では考えられない条件だが、モンゴルでは結婚すなわち扶養であり、男すなわち労働力である。国の福祉も十分でなく、身体障害者となった者は、親族の誰かが扶養しなければならない。

 トウヤの別れた夫の姉も、夫と死別して親と子どもをかかえて、とても弟の面倒までみられない。トウヤの別れた夫は、自殺を図るが失敗し、トウヤにこっぴどく叱られる。

 先の見えない話だ。したがって、結末も暗い。
 モンゴルの自然・風物はすばらしかったが……。


2008年3月10日(月曜日)

3月10日

カテゴリー: - fujitasougou @ 01時52分52秒

 私宛に「訴訟最終通達書」なるハガキが届いた。

 こちらが弁護士だとは知らずに、手当たり次第に出しているのだろう。

 まず、「この度、ご通知致しましたのは、貴方の納付されていない消費料金について契約会社、運営会社から民事訴訟として、訴状の提出をされ、訴訟手続きが開始されている事をご通知致します」と書いてある。
 そもそも、「消費料金」というのはない。
訴状が提出されると、裁判所から特別送達という方法で、被告宛に訴状が送られてくるので、所在不明にしていない限り、自分の知らない間に訴訟手続が開始されるということはありえない。

 次に、「このままご連絡なき場合、下に設けられた訴訟取り下げ最終期日を経て特別送達による出廷命令が送付されます。尚、裁判後の措置として裁判所による執行証書の交付のもと給料差し押さえ、及び動産物、不動産の差し押さえを裁判所執行官の立会いのもと強制的に履行させて頂きますのでご了承ください」と書いてある。
 意味が理解できない。民事事件の場合、原則として出廷命令はない。出廷しないと不利益が科されるだけである。
裁判所の執行証書、というものもない。判決や審判に執行文が付与されて強制執行の手続はありうるが、不動産の差し押さえは、裁判官の決定で不動産登記簿謄本に記載されるだけのことで、執行官の立会いはない。

 そして、「訴訟内容及び、訴訟取り下げ等のご相談に関しましては、受付時間内にて受け賜っておりますので職員までお問い合わせください。尚、個人情報保護の為、ご本人様からご連絡いただきますようお願い申し上げます。以上を持ちまして最終通告とさせて頂きます」と書かれ、訴訟番号として「平成一九年度(い)第八五二四ー二号」とある。
 管轄する裁判所と事件によって事件番号が付されるが、そもそも(い)というのは民事事件にはつかないし、番号に枝番がつくこともない。

 私からしてみれば、いかがわしい、間違いだらけの通達書だか、これを見てびっくりし、電話して訳のわからないまま、訳のわからない金を払う人も、さぞいるだろう。

 現に、私の友人から「こんなハガキが来たけれど、どうすればいい?」と相談された。無視すればいいと答え、彼女からは友人に弁護士がいて良かったと感謝されたが、知人に弁護士がいなくても無料相談所など利用してほしい、被害に会う前に…。


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