12月20日
東京の地下鉄の中で、若い男女の会話が聞こえて来た。
男「今度痴漢専用車両ってのができたんだね」
女「なに、それ?」
男「あ、間違えた。女性専用車両だ」
女「あんた、それに乗りたいんでしょう」
男「うん、朝の混雑時なんか女性専用車両の方が空いているんだもん」
女「そして、あんた、痴漢やるんでしょう」
男「朝の出勤時はやる気ないよ。帰りに飲んで酔っぱらってる時なら、ちょっとやってみたい気になるけど」
女「あきれた」
私の知人で、高学歴、高収入、高年齢の三Kの男でも、満員電車で隣にマリリン・モンローみたいな(古い!)女がいたら、つい感触を楽しみたくなるかな、なんて不埒なことを言っている。
しかし、後が恐いですよ。
私は、今、痴漢被疑者の弁護人をやっているが、被疑者の女子高生に、次の駅の駅長室に連れていかれ、警官が来て直ちに逮捕、そして、もう一〇日間も拘留されている。なんとか略式裁判で罰金で済むように、これから検察官に頼みに行くところだ。