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2009年10月20日(火曜日)

10月20日

カテゴリー: - fujitasougou @ 03時10分38秒

 老荘大学、コミュニティセンター、婦人会、いろいろなところで講演する機会がある。人気のあるのは、「遺産と相続について」だ。

 講演の最後に、たいてい「『よく考えないで、ハンコをついてしまった』、『口約束を信じて放棄してしまった』と後悔する前に、弁護士に相談するように」と言う。

 そうすると、「でも弁護士料って高いんでしょう」と質問される。

 「とんでもない。三〇分五〇〇〇円の相談料で、自分の考え違いや不安を解消できたら安いものでしょ」と、私は答える。

 しかし、相談だけでは済まない場合もある。相手から訴訟を起こされて、既に裁判所から呼び出しが来てる、とか、いくら相手と交渉してもらちが明かないので、こちらから裁判を起こさなければならない、とかいう場合である。

 そういう場合は、事件を一件として依頼しなければならず、二〇〜三〇万円位の弁護士費用がかかるかもしれない。
 お金のない人は、弁護士が頼めないか?

 とんでもない。お金のない人こそ、弁護士が必要な場合はいっぱいあるのだ。

 「法テラス」という日本司法支援センターで弁護士費用を立て替えてくれる。もちろん資力基準(たとえば、一人の月収が約一八万円以下、四人家族で約三〇万円以下)があるし、審査会の審査を受け、全く勝訴の見込みも、和解などにより円満に解決できる見込みのない時は援助を受けられない場合もあるが、私が今まで申請して断られた例は一件もないので、かなり広く援助が認められる、と考えて間違いはない。

 返済は、原則一ヶ月一万円ずつである。

 こんな良い制度が、意外と知られていない。


2009年10月10日(土曜日)

10月10日

カテゴリー: - fujitasougou @ 03時05分44秒

 先週と今週、東北大ロースクールの生徒が研修で私の事務所に来ている。今年のロースクール生の司法試験の合格率は、三割を切ったし、東北大は二割を切った。

 アメリカでは、ロースクールを卒業すれば八〜九割が法曹になれる、と聞く。私たちの頃(もう四〇年以上も昔だが)は、司法試験の合格率は三〜五パーセントで、公認会計士試験や外交官試験と並んで、日本で最も難しい試験といわれていた。しかも、受験年齢に制限がないことから、「来年こそは」、「来年こそは」、と受験し続け、人生の貴重な時期を受験勉強に費やし、しかも、結局は合格しなかった、という人が相当いたのである。

 私も未だに外国から帰って来てみたら、あるいは長い夏休みを取った後、「司法試験を受けなおさなければならない。今受けて合格する自信はない、どうしよう」という悪夢にうなされる。
 
このような状態を改善するため、ロースクールが四年前からできたのであるが、当初から二〇〇〇人の合格者に対して、ロースクール生は全国で六〇〇〇人もいたのである。しかも、前年不合格だった者が再度受験するので、当然合格率は年々下がることになる。

 今になって、文部省から定員を削減するよう各大学に通達されているが、一・二割の削減ではどうにもなるまい。法曹人口を年に三〇〇〇人ずつとする案も、能力低下が心配されて実現しない現状を考えると、ロースクール生は、せっかく大学終了後、さらに授業料を払ってロースクールに入学したのに、合格が保証されない不安と苛立ちを抱えながら勉学しているのだ。

こんなはずではなかった。国の施策がまちがっていた、とそのうち国家賠償請求の訴訟が起こされるかもしれない。


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