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2009年11月20日(金曜日)

11月20日

カテゴリー: - fujitasougou @ 03時16分54秒

 今日でやっと調停がまとまるかと思った。

 B男は、妻とはしばらく前から別居していて、その間、親しくなった女性もいたのだが、妻もやっと離婚に同意し、二才の子どもは妻が親権者になって、B男は毎月三万円の養育費を送ることに合意したのだ。

 二人の間には、特に結婚してから貯めた財産もないし、他に問題になることもない、と思ったのだが、今日になって妻の方から毎月の三万円は養育費としてではなく、慰藉料の分割払いという名目にしてほしい、と言い出したのだ。

 B男としては、それは納得できない。かわいい子どものための養育費だと思うからこそ、毎月苦しい中から三万円を払うことにしたのだ、それを慰藉料だなんて。

 妻の言い分は、「B男が家庭を壊したのだ。好きな女性もいて、本来なら一括で慰藉料を請求したいところだが、B男にまとまったお金なんか払えないのがわかっているから分割でもいいと言っているのだ」というものだ。

 そうすると、B男は、慰藉料の他に養育費も支払わなければならないということかと聞くと、妻は、「いえ、毎月三万円以上は、無理だとわかっているから、別に養育費は要りません。」と言う。

 要するに、毎月三万円の支払いに合意はできているが、その名目を「養育費」にするか、「慰藉料」にするか、という争いなのだ。

 双方譲らない。

 裁判官が、「それでは毎月の三万円は、『解決金』という名目でどうですか」と折衷案を出したが、B男は、あくまでも「養育費」でなければダメだという。

 結局、ここまできて調停は、不成立で終了となってしまった。

 やれやれ。


2009年11月10日(火曜日)

11月10日

カテゴリー: - fujitasougou @ 03時14分04秒

 仙台は、楽天の好成績に沸いている。

 しかし、小さなトラブルも生じているようだ。

 クライマックスシリーズでソフトバンクに二連勝した日、クリネックス・スタジアムは歓喜の声で満ちあふれていた。ファンに挨拶した野村監督にノムラコールが沸き上がった。A男の隣の男が大声で、「ノムラ、まだやれる!」と叫んだ。A男は常日頃、野村監督は今が引き際だと考えていたこともあって、隣の男の大声にカチンと来て、「うるさい、大きな声を出すな」と言ったところ、隣の男は、「何だと」とA男に殴りかかってきた。A男は、メガネを割られ、眼のふちに小さな切り傷ができた。

 治まらないA男は、隣の男の住所・氏名を聞き出して、早速私の事務所にやって来た。傷害と器物損壊罪で告訴し、慰藉料を請求したいと言う。ちょっと大人気ないかなと思ったが、私は隣の男宛にメガネ代・治療費・慰藉料合わせて二〇万円払え、一〇月末まで払ってくれれば刑事告訴はしない所存であるという文章を出した。

 ところが、A男は、それでも告訴をしてほしい、と言う。

 私「それはできないですよ。だって、手紙に一〇月末までに払ってくれれば告訴はしない所存です、って書いたでしょう。あなたもその文章を見て、これでO・Kというから相手に出して、相手がそのとおり払って来たのだから、告訴はできませんよ」

 A男「『告訴はしない所存です』というのは、『告訴しません』というのとは違いますよね。きちんと謝罪もしてお金を払って来たのなら、告訴しなくてもいいかと思っていましたが、ただお金をボンと払ったから、それで終わりというのには納得がいきません」

 私「『告訴をしない所存です』ということは『告訴しません』という意味に取る   と思うけど、普通は」

 A男「そんなことないですよ。告訴しない、というのと明らかに違いますよ」

 あーぁ、日本語って難しい。


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