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2013年11月20日(水曜日)

11月20日

カテゴリー: - fujitasougou @ 17時00分55秒

 私は、音楽が大好きで、月刊誌「りらく」に連載されている「音楽(ねらく)物語」の愛読者だ。

 オペラもよく聴く。

 元の宮城県民会館がリニューアルして「東京エレクトロンホール宮城」となって、時々オペラが上演されるようになった。前回、モーツァルトの「魔笛」を聴いた。

 「カルメン」は、6月にプラハに行った時に聴いたが、来年1月東京の新国立劇場のチケットも、予約している。

 有名な序曲「ハバネラ」「闘牛士の歌」などのアリアにのせて繰り広げられる自由奔放な女カルメンと一途な男ドン・ホセの物語。

 ホセは、嫉妬に狂って、最後にはカルメンを殺す。

 もし、私が殺人罪で起訴されたホセの弁護人に就いたなら、裁判員裁判において、

 いかにホセが、カルメンを愛していたか、
 ホセが、いかに純情な男で、カルメンの甘いひと言で人生を狂わせられたか、 大衆の面前で恥をかかせられて、いかにホセが辛い思いをしたか

を切々と訴え、しかも、計画的ではなく、一時の感情で前後の見境なく殺してしまったもので、これは、カルメンに対する特別な愛憎の結果なので、再犯のおそれはなく、また、将来ある女性の生を奪ったことには深く反省している、などと弁護するだろう。裁判員をホロリとさせて、執行猶予の判決を狙う。

 一般に、謀殺といって、事前に周到に計画して凶器などを用意し、被害者をおびき出すこと、その後の逃走経路など綿密に考慮した挙げ句の殺人は情状が悪く、刑が重くなる傾向にある。だから、殺人を犯した後、たいていは「ついカッとなって、やってしまいました」と弁解するのである。


2013年11月10日(日曜日)

11月10日

カテゴリー: - fujitasougou @ 16時54分53秒

 A子の夫は、不倫がバレて家を出て行った。

 A子は、キレて夫に対して離婚と慰藉料を請求して調停を出した。

 調停において、夫からは、A子にも問題があるとして、家事をおろそかにする、夫に対して横柄な口をきく、いくら注意しても喫煙を止めず隠れて煙草を吸う等々山のようにA子の悪口を書いた文章が提出された。

 A子は、それにいちいち反論を書いているが、ある時、中学生の息子に夫の文章を見られた。息子は、母親が大好きで、おしゃれで綺麗で優しくて、理想の女性だと思っていたので、怒り狂って、父親は、最低な男だとののしり、「殺してやる」とまで口走るようになった。

 A子は困って、息子に「お父さんは良いところもあった。あなたを十分かわいがっていた。仕事も熱心で、給料もきちんと家に入れてくれていた」と、夫の弁解にこれ努めている。A子が夫と離婚しても、夫は、息子の父親であることに変わりはないので、夫と息子の間は良好であってもらいたいと思うからだ。

 一方、夫との調停では、夫の身勝手を指摘し、夫婦の破綻を自分のせいにしてくる卑劣さを主張しなければならない。

 A子は、矛盾した自分の立場に途惑っている。


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