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2015年2月20日(金曜日)

2月20日

カテゴリー: - fujitasougou @ 16時20分33秒

 帚木蓬生の「天に星 地に花」を読み終えた。

 江戸中期、久留米藩で農民や町民を救済した高松凌水という医者の生涯で、実在の人物らしい。

 著者も医者なので、病名や治療法が詳しい。蘇命散を煎じて風気や血の道によく効くとか、反魂丹は腹痛・食滞・腹瀉のある病人には不可欠だとか、舌を見て中央に亀裂があって白みがかっていれば、浮弱で、芋粥とかしじみ汁とか栄養のある物を食べて寝ていればよいとか、具体的な描写が至るところ目につく。

 医者に文学者は多い。古くは森鴎外、齋藤茂吉、そして加賀乙彦、北杜夫、渡辺淳一。

 精神科医の加賀乙彦は、刑務所の医者として勤め、死刑囚と無期懲役囚の違いを肌で感じ取り、死刑廃止を強く訴えている。

 渡辺淳一の「麻酔」を読んだ後は、麻酔の失敗で植物人間になったり、死亡したりすることがわかり、私も網膜剥離の手術をした時は心配になったものだ。

 法曹には文学者は少ない。たまに弁護士や検察官で小説を書く人はいるが、たいてい推理小説であって、文学というには程遠い。

 なぜだろう。

 法律学者は、感受性が鈍いのかしら、あるいは理屈ばかりこねていて、人を感動させるような文章が書けないのかしらと思ったりする。


2015年2月10日(火曜日)

2月10日

カテゴリー: - fujitasougou @ 16時19分06秒

 浦和に住む弟と久しぶりに長電話した。

 今年は、母の13回忌なのでどうしようとか、先日裁判所を出たところで滑って転んで肉離れを起こしたが、帰宅途上ということで労災になったとか、ついでに共通の知人の噂話をしたり、弁護士の収入減を嘆いたり。

 姉弟で誰にも聞かれないと思うから、身内の恥も何でも話す。それは通信の秘密やプライバシー権が守られているから、と安心しているからである。

 しかし、昨年9月に法審議会は「新たな刑事司法制度の構築についての調査審議結果」を採択し、法務大臣に答申したが、その内容として、従来狭く限定されていた通信傍受法の対象犯罪を拡大すること(詐欺・窃盗・傷害などを含む一般犯罪にまで大幅に拡大する)や、手続を簡略化すること(通信事業者の常時立会制度の撤廃)を提言している。

 通信傍受法の本質は盗聴であり、通信の秘密やプライバシー権などの重要な人権を侵害するものである。

 罪を犯しておらず、犯罪組織にも関わっていない、ごく普通に暮らしている人々が通信傍受を受ける可能性も大幅に高まる。いつ、誰との通信を傍受されるかもわからず、安心して電話やメールを使うことができない社会になってしまうかもしれない。

 おーこわこわ。これからはいつでも誰かに聞かれてもよいような話しかできなくなるなんて。


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