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2015年6月20日(土曜日)

6月20日

カテゴリー: - fujitasougou @ 16時34分03秒

 今年は、ベトナム戦争終結40周年である。

 あらためて近藤紘一という新聞記者の書いた「サイゴンのいちばん長い日」を読んでみた。

 サイゴン(現ホーチミン)陥落を書いたノンフィクションである。アメリカは最盛時五十数万人の将兵をベトナムに送り、南の貧乏な若者も北の指導部に駆り立てられた北の若者も、虫けらのように死んでいったという。

 私が、大学生の頃、校庭にも学食にも、「ベトナム戦争反対」、「アメリカの侵略を許すな」、「エンタープライズ寄港反対」といった立て看板や写真が所狭しと掲げられ、ナパーム弾で傷ついた子どもたち、枯れ葉剤作戦で荒野と化した森など、嫌でも目にした。市民のベ平連(「ベトナムに平和を!市民連合」の略)の活動も活発だった。ベトナム戦争が終結したのは、このような世論に押された一面もあったであろう。

 これこそ積極的平和主義ではないかと思う。

 先月集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法案を閣議決定し、安倍首相は、「抑止力が高まって、日本が攻撃を受ける可能性は一層なくなっていく」と強調したが、本当にこれが平和につながるとは到底思えない。そして、来年秋頃には、憲法改正の発議が現実化しかねない状況だ。

 それなのに、いま大学には、かつての安保闘争のような熱気がみられない。そのことにも、私は危機感を募らせている。


2015年6月10日(水曜日)

6月10日

カテゴリー: - fujitasougou @ 16時30分59秒

 私の事務所に、A子が相談に来た。

 A子の姉B子(75歳)が、夫からいじめられ、現金もカードもすべて取り上げられて、買い物も美容院に行くこともままならない。A子がB子に会おうとすると、B子の夫が邪魔をして会わせてくれないし、B子の携帯電話もつながらなくなった。
 唯一、B子が通っているデイ・ケアセンターでB子と話ができるが、B子は離婚を望んでいるので、私がB子に会って話を聞いて欲しい、とA子から依頼された。

 B子の自宅には、監視カメラが取りつけられており、訪問者は、すべてB子の夫がチェックするので、自宅でB子に会うのは難しい。まして、夫のいるところで、B子も離婚の相談などできないだろう。

 そこで、私は、B子がデイ・ケアで通っている施設でB子と会うことにし、施設にその旨連絡した。

 ところが、施設からは、「ノー」の返事であった。なぜかというと、B子のデイ・ケア契約は、B子の夫としているもので、B子の夫の同意なくしては、施設でB子と会うことを許可できないというのだ。私から、人権侵害の可能性もあることを、施設側に話しても、OKしてもらえない。

 人身保護請求の訴を出すにも、まずB子の話を聞かないことにはやりようがない。
 
 強引にB子宅に押しかけて行くしかないのだろうか。

 気が滅入る。


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