ログイン  |  新規登録
メインメニュー
カレンダー
2015年 9月
« 8月   10月 »
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  
最近の投稿

 rss
 atom
月別過去ログ
カテゴリ一覧
検索

2015年9月20日(日曜日)

9月20日

カテゴリー: - fujitasougou @ 11時38分23秒

 夫から離婚の調停を出されたC子が、依頼に来た。

 夫婦で蕎麦屋を経営しており、収入も順調なので、C子は離婚したくないと言う。夫が離婚したい理由は、C子の怠慢な態度で、家や店の掃除も後片付けもしない、妻に経理を任せているが、野放図な支出で金銭感覚がない、というものであった。

 夫は、ずいぶんと几帳面な性格の人らしい。多少C子がルーズでも、せっかく一緒に商売をしているのだから、もっと寛容になればいいのに、と当初私は思っていた。しかし、夫からいかにC子がだらしないかという証拠として、散らかし放題の部屋の写真が提出された時は、なるほどこれはひどいなと思った。

 また、夫が「今後は、私が経理をやるので、帳簿や領収証の類を渡してほしい」と言って来たので、C子にそれを伝えると、「ちゃんと領収証は取ってあります」と言って紙袋3つを持って来た。中味は、大きさも時期も発行元も整理されていないバラバラの領収証と帳簿とおぼしきノートだった。帳簿は、どこが収入欄か支出欄か区別もなく、それでも月末の収支だけは、○○万円と記載されている。どこからその数字が出るのか説明を求めても、答えられない。

 なるほど、夫の我慢にも限界があったのかと思わざるを得ない。


2015年9月10日(木曜日)

9月10日

カテゴリー: - fujitasougou @ 11時35分20秒

 A男は、以前交際していたB子から、A男の子を産んだということで、慰藉料や養育費を請求された。
 A男は、今後もう一切B子と関わりたくないということで、B子に1000万円近い金額を払い示談した。その示談書を私が作成して、A男とB子は、今後一切何の請求もしないという条項に、双方納得して署名・押印したのだった。それが1ヶ月前。

 ところが、今回B子からA男に対して、子どもの養育費請求の調停が申し立てられた。A男は、びっくり。私も、びっくりして、B子に「今後一切何の請求申立しない、と約束したはずだ」と言ってやったが、B子の言い分は、「それはあくまでもB子とA男の関係清算ということで、子どもの親に対する権利は、別にある。だから私は、子どもの親権者として、A男に養育費を請求するのだ」と言う。

 1000万円近くの金額を払ったのだから、それは当然将来の養育費も含んでいる、ということだったはずだと私が言っても、B子は承知しない。

 調停でも、A男は、それを主張し、当然1000万円近い金額は、ただの慰藉料以上のものだという主張は認められると思うが、厄介な問題を抱えてしまった。
 示談書にひと言金額について将来の養育費を含む、と記載しておけば良かった。
 
 それをしなかった私の示談書作成にミスがあったかと、どれ程自分を責めて後悔したことだろう、毎日寝ても覚めても、自責の念に駆られている。

 太平洋戦争を思い返して、深い後悔の念を抱いている人の話が、新聞に掲載されている。
 出征する兄を見送るはずが、遅れてしまい、兄が乗る汽車の出発に間に合わなかった、それが一生の別れになったのだから、なぜ早く家を出て見送ってやらなかったのだろう。
 広島原爆の後、「水、水」と呻いた母親に、水を飲ますと死ぬと言われていたので、水をやらなかった。どうせ死ぬなら、思い切り水を飲ませてやれば良かった、と。

 1ヶ月5万円の養育費の請求でも、こんなに後悔しているのだから、生死に関わる後悔とはどんなに辛く、そして何十年も続くものか、と痛感している。


20 queries. 0.077 sec.
Powered by WordPress Module based on WordPress ME & WordPress