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2016年4月20日(水曜日)

4月20日

カテゴリー: - fujitasougou @ 16時14分55秒

 B夫が、飲み屋で喧嘩して殴られケガをしたので、相手に治療費と慰藉料を請求した事件で、私は、B夫の代理人としてB夫自身の尋問をしたが、持ち時間は30分。

 酒場での位置関係、口論の原因、相手の腕力の強さ、ケガの程度、治療内容、被害感情を事前に打ち合わせしていたので、スムーズに30分の尋問時間でおさまった。

 次に、相手の尋問を相手の弁護士がする。同じく尋問時間は30分。

 しかし、最初からもたついている。

 相手は、まず自分がいかに知識人で社会的地位が高いかを言いたいらしく、経歴、地域での活動、地元での評判について10分以上もしゃべる。喧嘩当日の話に入る前に、いかにこの飲み屋と馴染みで特別な扱いを受けているかを、またとくとくとしゃべる。

 肝心の喧嘩の状況になると、残り時間あと10分。裁判官から注意されて、相手弁護士も焦る。しまいには「そんなことは聞いていない」と自分の依頼者を怒鳴りつける始末で、私とB夫は原告席で失笑をこらえるのに苦労した。


2016年4月10日(日曜日)

4月10日

カテゴリー: - fujitasougou @ 16時11分51秒

 A子は、もう3年も夫と別居している。

 離婚調停を依頼された私は、夫婦の間に未成年の子どもはいないし、性格の不一致で別居したのだから、子どもの親権や慰藉料の問題はないと考え、専ら財産分与についての請求に重点を置いた申立書を提出した。

 調停期日にはA子も出席したが、当方の言い分は、すべて文書にしてあるので、調停委員からの質問に口頭で答えるのは、ほんの10分位で終わる。これに対し、夫から事情を聞く時間は1時間近くになり、イライラしながら申立人控室で待っている。

 夫からの聴き取りが終わると、再び当方が調停委員に呼び出され質問されるが、当方の反論は「それは甲第1号証の資料を見ていただければ分かります」と言って、また10分位で終わる。

 私としては、くどくど説明しなくて済むように、すべて書面や資料を出している。それだけきちんと準備しているのだという自負もあるが、A子からしてみれば納得できないようだ。「なんで私の話をちっとも聞いてくれないの?」という不満だ。「では、どんなことを言いたいの?」と私が聞くと、別居に至った原因についてだと言う。

 A子は、夫からひどいことを言われた、一切家事の協力してくれなかった等という不満をぶちまけたいという。それは財産分与に関係ないと言って、A子の願望を無視していたら、調停の回を重ねる度に、だんだんA子が暗くうっ屈しているように思えたので、ある時、調停委員に時間を取ってもらって、A子の言い分を聞いてもらった。

 ほんの些細なことの数々だったが、それからA子はずい分すっきりしたようだ。

 法律的にみて時間の無駄と思われるようなことでも、特に離婚事件に関しては、本人の気持ちも、もっと慮らねばならないのだと反省した。


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