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2016年9月20日(火曜日)

9月20日

カテゴリー: - fujitasougou @ 16時09分29秒

 C太郎が死亡した。相続人は、妻D美と先妻との間の2人の子どもだ。

 D美は、C太郎が先妻と離婚した後、程なくしてC太郎と結婚し、20年間の結婚生活を送った。
 C太郎と先妻との夫婦生活は10年足らずだったので、D美は、先妻の倍以上C太郎と夫婦だったわけである。C太郎は、10年前に退職した後、ずっと胃潰瘍を患い、最後は胃がんで亡くなったのだが、D美は、ひたすらC太郎の看護に努め、尽くした。C太郎も、D美に感謝し、「おまえに『すべて遺産をやる』との遺言を書くからな」と言っていた矢先に死亡した。

 D美は、先妻との間の子ども2人に、預金500万円あるのをやろうと思って連絡したところ、D美がC太郎と住んでいたC太郎名義の自宅不動産が、時価1500万円なので、先妻の子らは、500万円の現金の他に、自宅不動産をD美が単独で相続するなら、その代償金として500万円を払えと言って来た。

 現在遺産分割調停中だが、生前C太郎は、2人の子どもに対して、常々気に掛けて品物を送ったり、送金したりしていたが、子どもたちらは礼の電話も手紙もなく、また、C太郎の入院中も、一度も見舞いに来なかった。

 それが、子であるというだけで、権利主張するとはけしからんとD美は、憤っている。また、D美は、今度とも自宅に住み続けるつもりだが、そのために、さらに500万円は到底出せないと嘆いている。

 D美に、寄与分を主張する権利があると考えるが、子どもらは、もともと妻が貢献していることを考慮して相続分が半分とたくさんあるのだから、さらに寄与分を主張するのはおかしいと反論する。

 私も、D美の代理人として、D美の憤りや嘆きはもっともだと考える。同じ子どもといっても、ずっと父親と一緒に生活し、独立しても何かと往き来のある子どもと、幼いに別れ、それ以後子どもらしい心遣いもない疎遠な子どもとでは、大きな違いがあるはずだが、法律では一律に、妻が2分の1、子どもは2分の1と相続分が決められているのだ。

 調停委員が、どこまでこちらの実情をわかってくれるか、今後の調停の進め方を見守りたい。


2016年9月10日(土曜日)

9月10日

カテゴリー: - fujitasougou @ 16時02分09秒

A男は、B子と婚約したが、だんだんB子のわがままな態度に嫌気がさし、B子もA男に対して、知り合った時のように優しくなくなったと非難し、喧嘩することが多くなったので、話し合いで婚約解消した。

 それは良いのだが、B子は妊娠5ヶ月目であったので、問題が生じる。

 B子は、5ヶ月後無事男の子を出産して、A男に対して、養育費の支払いを求めて来た。その頃A男は、別な女性と婚約し、近々式を挙げることになっていた。

 調停でのB子の言い分、「本当なら、出産後父親は子どもを抱き上げ、これがオレの子だと満足して、子どもに頬ずりしたり、出産した妻に『よくやった、ご苦労さん』と労ってくれるはず。それが、私は、たった一人で出産し、子どもを抱いてくれる父親もおらず、これから子どもにも不憫な思いをさせる。せめて父親として精一杯の養育費を払ってもらいたい」。

 A男の言い分、「私は、子どもの顔を見たこともないし、また、見たいとも思わない。本当に『オレの子だ』という実感なんかまるでない。今後息子と面会する気持ちはまったくない。でも、法律で養育費を払わなければならないから、仕方がなく払う。その支払額が高いと、これから新しく築く結婚生活にも影響する。最低限の額で決めてほしい」。

 どちらも言い分も、その立場になれば当然ですね。


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