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2018年1月20日(土曜日)

1月20日

カテゴリー: - fujitasougou @ 17時30分38秒

 夫が、上海でのシンポジウムに出席するのにくっついて行った。

 上海訪問は、今回で3回目。

 1回目は40年前、未だ1〜2階建の家が多く、道路には自転車がひしめいていた。

 2回目は20年前、甫東などに高層建築ができつつあった。

 3回目の今回、1100階建、400数十メートルのいろいろな形のしゃれたビルが林立し、夜ともなると、それらがまばゆいばかりのネオンで鮮やかに浮かび上がり、街は自動車であふれかえっている。街の人々は、皆おしゃれな洋服に身を包み、にこやかにしゃべったり食べたり、いかにも幸せそうだ。

 街を案内してくれた上海に住む弁護士に、急速の発展ぶりを称賛すると、彼は首を横に振り、貧富の差が激しく、特に農村は発展の恩恵はほとんど受けていないと言う。
 四川の地震でも、本来なら一番強靱に造られなければならないはずの小学校の建築が脆弱で、多くの子どもたちの被害を出したのに比べ、政府高官の住居の被害は少なかったという。

 旧人民公社跡を案内してもらった時も、毛沢東の若い頃の写真を示して「いい顔をしていたでしょう。それがだんだん権力を握るようになってから、嫌な顔になっていった。習近平も、今自分の写真を街や家のあちこちに掲げるようにしているが、これは良くないことだ。この後5年はうまくやると思うが、その後もっと習近平の地位が続くようであれば、心配なことだ」と言っていた。

 そんな意見を述べることができるということは、少なくとも北朝鮮やスターリン時代とは違う。
 しかし、日本で報道されているようなノーベル賞作家の劉暁波の妻の軟禁、人権派弁護士の令状なしの逮捕などというようなことが本当だとすると恐怖を感じる。

 私たち日本人も表面の華やかさではなく、恐怖政治が少しずつ影をひそめながらやってくることに、敏感に警戒心を持たなければと思う。


2018年1月10日(水曜日)

1月10日

カテゴリー: - fujitasougou @ 17時27分13秒

 私は、自分が尊厳死協会に入ってリヴィングウィルを書いているだけではなく、周りの友人にもリビィングウィルを書いておくことを勧めている。そうすることによって、意識がなくなって回復する見込みのない症状なのに、管だらけでいつまでも生かされることを、元気なうちに拒否しておくのだ。

 しかし、日本では尊厳死に関する法律が未だできていない。

 だから医師は、延命治療をしないことをためらう。万が一、何も治療しないことによって、殺人罪や過失致死罪に問われることになったら大変だからだ。

 この度、韓国で延命措置を差し控え、中止を認めた尊厳死法が制定された。
 10の韓国医療機関で、臨終を迎える患者に対する心肺蘇生法などの延命治療を拒否したり、中止したりすることができるようになる。無意味な延命治療に苦しむのではなく、「尊厳死」を選択できるようになるのだ。

 そもそも、立法化の大きなきっかけとなったのは、セブランス病院事件と呼ばれた医療裁判だった。同病院に入院した「キムおばあさん」が持続的植物状態となり、家族は「おばあさんは常々『延命医療はイヤ』と言っていた」と訴えて、医師に人工呼吸器を外すように求めたが、同意を得られず、裁判を起こした事件だった。全国的な関心が集まり、尊厳死が社会問題となった。2009年に最高裁で、取り外しを認める「尊厳死判決」が確定し、法制化が政府の課題となった。

 この事件がなければ、今回の立法もなかっただろう。

 日本でも一日も早く尊厳死を認める法律ができることを望む。


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