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2018年4月20日(金曜日)

4月20日

カテゴリー: - fujitasougou @ 16時53分50秒

 五月病というのがある。
 せっかく張り切って入学・入社したのに、学校や職場が思うような所ではなかったと失望して鬱状態になり、学校や会社に行きたくないという病気のようである。

 私も、張り切って弁護士として仕事を始めたばかりのことを思い出す。
 債務整理事件を受任すると、まるで私が多額の借金を背負った様な気持ちになり、「どうやって返済しようか」、「債権者が減額や猶予に応じてくれなければどうしよう」と悶々としていた。また、離婚したくないのに、夫から離婚を迫られている妻の事件では、「どうしたら夫の気持ちを変えられるだろうか」、「今まで妻のどのようなところが嫌われたのか」と、自分のことのように考え込んだ。

 しかし、しばらくして、これではやっていけないと気がついた。事件を客観的に見て、自分の感情を入れることなく大所高所から解決を図ることが有能な弁護士なのだ、と先輩からも教えられた。

 医者でも同じことが言えると聞いた。患者の痛みを自分の痛みと感じることも必要かもしれないが、それよりも、医学的な見地から回復のための技術を駆使することこそが必要なのだと。

 新入生・新入社員に最初からそのようなことを期待するのは難しいかもしれないが、自分一人で何でも背負い込んで頑張って倒れてしまわないで、「自分にできるのはここまで」と割り切る方が長続きするのではあるまいか。

 50年近く弁護士をやって来た者からの一つのアドヴァイスである。


2018年4月10日(火曜日)

4月10日

カテゴリー: - fujitasougou @ 16時51分06秒

 宅配便を集荷に来てもらうため、私が玄関先に出して置いた荷物に、夫が躓いて転びそうになった。
 夫が、「こんな所に置いておくから」と怒るので、「悪うござんした」と謝ったところ、「笑いながら謝って、本当に悪いと思っていないんだな」とまた怒る。

 その通り本当に悪いと思っていない。

 「宅配便を取りに来るまでの一時、しかも大きな荷物なんだから見ればわかるじゃない。ちょっと注意すれば蹴躓いたりしないでしょう」、だけど、そう言うと角が立つし、そんなことで言い争いしたくないから、面倒だから口先だけで謝っておいたのだ。

 ある韓国人が、2012年5月29日号の『「ニューヨーク・タイムズ』紙に「憶えていますか?」と題して、1970年にブラント首相がワルシャワ・ゲットー蜂起記念碑の前で跪いてる写真を広告に載せ、「(このようなドイツにおける和解の試みとは)対照的に日本政府は第二次世界大戦中に日本兵のために性奴隷として働くことを強要された「慰安婦」に対して十分に謝罪してこなかった」ことを指摘し、「日本政府はドイツ人の行動から学ぶ必要がある」と訴えている。しかし、謝っても謝っても、問題は解決しないという見方もある。

 依頼者でよく相手に謝ってもらいたいと希望を言う人がいる。
 例えば、夫の不倫の相手、子どもに怪我をさせた相手、治療態度が不親切だった医者等々。

 しかし、私は、基本的に謝罪で問題は解決しないと考えている。そもそも「心からの」謝罪なのかどうかわからない。それよりも「慰藉料」という形で金銭的な解決をする方が、ずっとわかりやすい。依頼者に、「心から謝罪します」という文言を和解調書などに入れれば、金銭請求をしなくて良いのかと聞くと、それで良いと言う人はほとんどいないのだ。


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