ログイン  |  新規登録
メインメニュー
カレンダー
2018年 7月
« 6月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  
最近の投稿

 rss
 atom
月別過去ログ
カテゴリ一覧
検索

2018年7月20日(金曜日)

7月20日

カテゴリー: - fujitasougou @ 15時06分58秒

 遺産分割調停事件を受任している。

 依頼者は、亡母の長女A子、相手方は、A子の妹。女性2人が相続人なのだから、遺産を半分ずつすればよいではないかと思うかもしれないが、そう簡単にはいかない。

 A子としては、「私が、妹よりたくさん親の面倒をみてきた」、「妹の方が、私より親にかわいがられ、生前洋服を買ってもらったり、食事に連れて行ってもらった」と、一つ一つは取るに足らないことだが、積もり積もって半分ずつ分けるというのは、公平に反するという考えになるのだ。

 さらに、A子の夫は、某大学の民法の元教授。打合せの度に、夫も同席して、A子がたくさん相続すべきだということを滔々と述べる。しまいには、「寄与分について、私が意見書を書きましょう」と言い出した。

 しかし、私は知っている。裁判官は、学者の意見書などというものをあまり重視しない。これが化学的なこと、医学的なことなら、裁判官の専門外のことなので、専門家の意見を聞いておきたいと思うかもしれないが、遺産分割、寄与分等という問題は、まさに家事裁判官の得意とする民法解釈の問題なのだ。

 そもそもA子の夫は、当事者ではないのだ。どうやって、彼を説き伏せようか悩んでいる。


2018年7月10日(火曜日)

7月10日

カテゴリー: - fujitasougou @ 15時05分48秒

 先日仙台市中心部の街角で、弁護士十数名が街宣署名活動を行った。

 安倍政権の元で、憲法9条の改正はさせない、平和憲法を守ろう、というもので、私も参加した。

 日本が海外で戦争をしてこなかった大きな力は、憲法9条の存在が大きい。これに自衛隊の存在をわざわざ書き込む必要がないのではないか、自衛隊は災害救助や国内防衛に尽力していることは国民がよく分かっている。危険な戦闘地域に送り込むことはしたくないという趣旨のことを弁護士が代わる代わるマイクを持って訴え、私たちはビラを配ったり、署名を求めたり、1時間も街角で活動した。

 しかし、街行く人たちの何と関心の薄いことか。たいていスマホを見ながら、あるいはイヤホンをつけたまま私たちを避けて通り過ぎる。特に、若者がそうだ。愕然とした。

 次の日、在日ドイツ大使館のメラー博士の講演を聴いた。

 ヨーロッパで盛んになりつつあるポピュリズム・排他的考えの人々にどう対処するか、という内容であった。ポピュリストの政党を支持する国民は、十数パーセントに過ぎない。あとは明らかに排他的政策を非難する人たちだという内容の話を聴いて、私は質問した。

 「日本では、例えば、集団安保法や働き方改革に賛成か、反対か、国民に意見を聞いても、特に若者の間で、『そんなことはどうでもいい、目先のゲームやスポーツ、恋愛の方に関心がある』という人たちが多いが、ドイツではどうですか」と。

 メラー博士曰く、「ドイツには政治・経済機構というのがあって、多くのボランティアが活躍している。どのような活躍かというと、いろいろな職場、学校、サークルに出向いて、あらゆる層の人たちの意見を聞き、討論する。例えば、シリアからの難民を受け入れた方がよいか、それは、どの位の規模にすべきか等という問題について、いろいろな分野の人々から意見を徴収する。だから全く無関心という人たちは少ない」ということであった。そして、「日本には、そんな機構はありませんね」と言われた。全くそのとおり。


20 queries. 0.086 sec.
Powered by WordPress Module based on WordPress ME & WordPress