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2018年9月20日(木曜日)

9月20日

カテゴリー: - fujitasougou @ 14時23分17秒

 調停や裁判和解で離婚や子どもの親権者が決まっても、それで「はい、すべて終わり」という訳にはいかない。できるだけ事後の面倒を避けるために、養育費の支払方法、子どもとの面会など細かいことについても、合意事項を調書に盛り込むようにしているが、物の引渡については、どうしても全部盛り込めない。

・ B郎は、妻が出て行った後に、妻が残して行った物の引き取りを求めているが、妻は、B太郎に処分してくれという。その処分と費用でもめている。

・ C子は、子どものアルバムの引渡を求めているが、夫は拒否している。せめて写真をコピーしたいので、一度アルバムを貸してほしいと言っても、聞き入れてくれない。

・ D助は、出て行った妻がいつまでも家の鍵を返してくれず、いつまた自分が留守中に出入りされるか心配で、合い鍵を返してくれと言っているが、返してくれない。鍵を付け替えるには、お金もかかる。

・ E治は、妻に引き渡した本や書類一切の中に、以前こっそり買ったアダルト雑誌が入っていることに後で気がついた。別れた妻が、これに気がついたら、嫌味の一つも言われそうだ。何とかこっそり取り戻せないだろうか。

等々、相談されても、すぐに名答は思いつかないことが多い。 


2018年9月10日(月曜日)

9月10日

カテゴリー: - fujitasougou @ 14時21分41秒

 元依頼者のA男からは、時々連絡があるが、たいてい良い話ではない。

 「またやってしまいました」という電話。彼は、クレプトマニア(窃盗症)なのだ。

 A男は、自分で店を経営し、十分な収入があるのに、スーパーで洗剤とか下着とか、たいして値段の高くないものを万引きする。その時A男が持参している自分の財布には、一万円札が何枚も入っているのにだ。まさに、病気なのだ。

 A男は、最初に捕まった時は起訴猶予、次に逮捕起訴された時は執行猶予、そして前回逮捕起訴された時は実刑という経過をたどって、半年前に出所したばかりで、「今度こそ懲りた」と言っていたのに。

 以前私は、クレプトマニアを治療する病院の医師の話を聞いたことがあったが、患者に自分のしたこと、反省の気持ち等を作文に書かせ、他の患者の前で発表したり、謝罪文を書いて被害者の所に届ける等というのが治療法の一つだということであった。しかし、どれだけの効果があるのか疑問に思った。少なくとも短期的には完治は望めないだろう。

 日常生活においても、例えば、地下鉄の座席に座っていたところ、目の前に立っていた女性の鞄から財布がはみ出しているのが見えた。次の瞬間、車内が停電になり、2〜3分後には再び点灯したが、停電の間に女性の鞄から財布を盗ろうと思えば可能であるかもしれない。また、駅のトイレに入ったら、一万円札が落ちていた。周囲に誰もいないとしたら、黙って持ち帰っても分からないのではないか。

 このように、誰にとっても、誘惑がたくさんある社会で、理性を失わずに生活するのは結構大変なことなのかもしれない。


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