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2020年12月20日(日曜日)

12月20日

カテゴリー: - fujitasougou @ 11時30分29秒

 若者達と話していて時にびっくりすることがある。日本がアメリカと戦っていたとは知らなかったとか広島長崎に原爆が落とされた日、終戦の日を知らないとか。
 これは学校で教える歴史に問題があるのではないかと私は思う。縄文、弥生時代から教え始める。横穴式住居、竪穴式住居、貝塚がどこで発見されたとか詳しく教え、やっと夏休みに入る前に大化の改新まで行き着くかどうか。
 源平合戦、鎌倉、室町、江戸、明治維新に行き着くのに数ヶ月、三学期になると日清・日露、第一次世界大戦はかけ足で教え、大正、昭和、第二次世界大戦、戦後についてはほとんど記憶に残る授業はなかった。
 今の私の歴史に関する知識はほとんど小説、手記、ドキュメンタリー映画などによるものだ。
 ためしに歴史の授業を現代から始め、徐々に昔に遡ってみたらどうだろう。
 今の平和な民主主義はどうして得られたか、戦前はどうだったのか、明治維新は幕末政治の何を反省したのか、武士が力を持ったのは何故かという具合に。

 日本の相続法は、相続について先にいわゆる法定相続分=法律で相続人の相続分がどう決められているかについて規定し、その後に遺言に関する条文が出て来る。大抵の相続に関する教科書も条文の順番に従って先に法定相続分、次に遺言について書いてある。
 しかし理論的には遺言が優先で、遺言がない時には仕方がないから法律で定められた割合で分けるということになっている。
 私の学生時代、相続の講義をされた教授は、まず遺言の書き方、遺言の内容などを先に教え、遺言がない場合はこういう風に法律に従って分割するのだという教え方をされた。そのほうがずっとわかりやすい。だから私も講義する時はそれに従い、あえて条文の順番通りの話をしないのだ。


2020年12月10日(木曜日)

12月10日

カテゴリー: - fujitasougou @ 11時29分32秒

 A男の相談は借金の取り立てだ。中学校の同級生B夫にばったり会い、飲んで話すうちに金を貸してくれと頼まれ最初は3万、次に5万、それから何回か貸すうちに100万円近くになった。そこで一筆借用証を書いてもらった。
 仕事がうまくいったら返すと言われてもう2年になる。最近では連絡もつかなくなってしまった。もうこうなったら裁判しかないと私の事務所に来たのだった。ちゃんと借用証もあるから勝てるでしょうとA男は言うのだが、裁判で勝てるかどうかが問題ではない。問題は実際に取れるかどうかなのである。試しに住民票の住所の土地・建物の登記簿謄本を取ってみたがB夫の名義ではない。仕事も何をしているのかわからずB夫の収入や資産はほとんどゼロだと思わざるを得ない。そんな人を相手に裁判を起こして判決を取ってみてもB夫は裁判で負けたからといって払うような人ではないだろうし、強制執行しようにも押さえるべき財産もない。そんな人に何回にも渡って100万円を貸したことを反省するしかない。これ以上裁判にお金をかけないほうがいいと思いますよとA男に忠告するのも弁護士の仕事と私は思っている。


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