ログイン  |  新規登録
メインメニュー
カレンダー
2021年 3月
« 2月   4月 »
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  
最近の投稿

 rss
 atom
月別過去ログ
カテゴリ一覧
検索

2021年3月20日(土曜日)

3月20日

カテゴリー: - fujitasougou @ 11時35分48秒

 C子は交際している相手の男の子を妊娠した。当然男も喜んでくれるかと思ったら男は「まだ結婚すると決めたわけでもない、オレは今から子供を持ちたくはない、堕ろせ」と言う。C子はあきれ、怒り、悲しみ、もう男とは付き合わないと決心し、子供は産んで一人で育てる決意をした。
 出産してから男に認知と養育費の支払いを求めた。男はこれを拒否したので調停の申立をした。
 調停の席に出て来たのは男の祖父だった。曰く、「孫はこれから将来のある身だ。これから良い結婚をして良い家庭を築いてもらうのに、結婚前から認知した子がいるというのでは良い結婚ができない。お金はいくらでも出すから認知だけは勘弁してくれ」と言うのだ。そんなバカな話はないとC子は最初憤っていたがこれから先、無情な男がきちんと養育費を払い、子供を大事にしてくれるとは思えない。そんな父親なんていなくてもいい、むしろ一時金をたくさん取って男とは完全に手を切ろうと考え直し、将来の養育費として1000万円以上の大金を祖父から払ってもらい、認知は諦めて和解したのであった。
 賢い選択だったと思う。


2021年3月10日(水曜日)

3月10日

カテゴリー: - fujitasougou @ 11時35分06秒

 夫婦が離婚するとき、それまで夫婦が取得した財産を夫婦で分けることになる。仮に住宅を取得するときに夫名義にしたとしてもそれは夫婦の共有財産であるから名義の如何を問わず原則2分の1ずつに分ける。もしオーバーローン(ローン残高が建物の価値を上回っていること)であればマイナスの分を夫婦で2分の1ずつ負担することになる。
 この原則を説明したところ、A子は納得がいかないと言う。夫は遊びが派手で何人もの友達を連れて豪華に飲み歩き友達の分もおごるからいつもお金がなくてピーピーしていた。現に夫の給料が振り込まれる通帳残高は0に近い。これに反しA子は毎月夫から渡される給料、自分のパート収入をせっせと貯金し、欲しい物も我慢して20年の結婚生活の内に約500万円を貯め込んだ。それを夫婦財産として自分から夫に250万円を渡さなければならないというのは全く腑に落ちないというのだ。
 A子の言い分は最もである。しかし、婚姻中どちらがどれだけ費消したかをいちいち再現することなく、残っている財産を分けるというのが法律上の建前なのだから如何ともしがたい。夫が家庭を省みることなく豪遊していたというのがA子の慰藉料請求の原因になるとしても、それは不貞や暴力の慰藉料とは違ってそんなに大きな額にはならないだろう。
 財産分与に関して夫のほうからの不満というのは退職金に関してだ。離婚時にもし退職するとすればいくら退職金が貰えるかを計算して原則その2分の1を妻に財産分与として支払わねばならない。
 B夫の場合、一部上場会社で収益も高かったので50歳の今、退職すると約1000万円の退職金が出る計算だ。「奥さんが家事・育児をやっていたからあなたが心置きなく勤めることができたと考えるのだから、退職金は夫婦の財産だと考えることは仕方ないでしょう」と言うとB夫は「とんでもない、妻は若い頃から家事・育児は手抜きで友達と遊んでばかりいました。いつも実家に帰って気ままな生活をしていたのでその間私は自分で料理して子供たちに食べさせたり、会社の帰りに大量の買い物をしたり、土日は子供たちを遊びに連れ出したり、まさに一人二役をこなしていたのですよ」と言う。しかしそのような日常の生活態度で財産分与の割合が変わることはあまり考えられない。せいぜい日常の怠慢を慰藉料の原因と主張することは考えられるが、これもせいぜい数十万円にすぎないだろう。
 法律の考え方に対して不公平だと思う人は世の中にたくさんいるはずだが、個別のケースがどれだけその不公平を主張できるかは疑問なのだ。


20 queries. 0.100 sec.
Powered by WordPress Module based on WordPress ME & WordPress