ログイン  |  新規登録
メインメニュー
カレンダー
2010年 4月
« 3月   5月 »
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  
最近の投稿
月別過去ログ
カテゴリ一覧
検索

2010年4月20日(火曜日)

4月20日

カテゴリー: - fujitasougou @ 03時23分44秒

 もう四十数年も前の話。

 司法試験に合格して、晴れて司法修習生になった時は、本当に嬉しかった。最初の二ヶ月は東京の司法研修所で合格した五〇〇人が、一〇クラスに分かれて基本的な講義を受けるが、四時に終わると早々と寮に帰って、近くの銭湯で誰も居ない浴槽にのんびりとつかったり、友人と繁華街にくり出して、食べたり、飲んだり、土・日は、七・八人のグループで小旅行を楽しんだり。

 研修所も、今まで試験勉強漬だった修習生に、一般教養を身につけさせようと能楽堂、証券取引所、新幹線の試乗、酒造工場、といろいろな所に見学旅行させてくれた。

そして、次の一年半は、現地で裁判所、検察庁、弁護士事務所で実務研修する。法廷に出たり、起案したりする他、判事・検事・弁護士と飲みながら議論したり、休日にはテニスやスキーを教えてもらったり、とにかく楽しい思い出ばかりで、しかも、ちゃんと月給も支給されたのだから、私は、この後も一生修習生をやっていたいような気になっていたものだ。

 ところが、この給費制が、二〇一〇年一〇月で廃止され、一一月からは修習生は無給になる。希望者に対しては、国が修習資金を貸与する。

 修習中はアルバイトが禁止されているため、裕福な人を除いては、司法修習生は約三三〇万円の借金を背負うことになる。現在、法律家になるためには大学卒業後二年もしくは三年間法科大学院に通うことが必要で、そのため、司法修習生の半数以上は平均三〇〇万円を超える奨学金を借り、最高額は一二〇〇万円に達している(二〇〇九年日弁連実施アンケートによる)。このうえ給費制が廃止されたのでは、経済的事情から法律家への道を断念する者が続出しかねない。

 由々しき事態だと思うのだが。


TrackBacks

このコメントのRSS

この投稿には、まだコメントが付いていません

コメント

ごめんなさい、現在コメントを付けることは出来ません

22 queries. 0.077 sec.
Powered by WordPress Module based on WordPress ME & WordPress