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2010年8月10日(火曜日)

8月10日

カテゴリー: - fujitasougou @ 11時45分50秒

 A男とその両親の三人が、揃ってA男の離婚について相談に来た。

 ところが、三人の考え方が同じではない。

 A男は、妻と離婚したい、二人の子どもの親権は母親である妻で仕方がないが、自分の給料は安いので、養育費は、月に子ども二人分で三万円しか払えないし、解決一時金も、とても出せない状態だという。A男の母親も、ほぼA男と同じ考えだが、A男の父親は、「それでは嫁があまりにも可哀想だ、一〇〇万円位引越費用として出してやれ。養育費も、少なくとも一人三万円は必要だろう。足りないなら私が援助してやる」と言う。そこで夫婦・親子が口論となった。

 母親が、「何でそんなに嫁の肩ばかり持つの、嫁と何かあったのか、おかしいんじゃないか」と言うと、父親は、「いつもお前は疑ってばかりいる。俺はとにかく孫に不憫な思いをさせたくないと思っているんだ」と反論する。

 いろいろ聞いてみると、離婚の原因は、A男の浮気のようだ。そこで、私からの提案で、「一〇〇万円は引越費用ではなくて、慰藉料として支払うべきだ、養育費は、一応一ヶ月一人一万五〇〇〇円か二万円で決めて、その他入学とか病気とか必要な時、あるいは子どもと面接した時に、別にお小遣いとして手渡す。それはおじいちゃんから、ということにしても良いのではないか」と言うと、やっと三人は納得して帰って行った。

 先日、B男の母親から電話があった。

 B男は、私の依頼者で、現在、離婚裁判で四才の男の子の親権を争っている。B男は、絶対自分が親権者になりたい、妻は、男関係があり、サラ金からの借金も多く、とてもそんな者に息子を養育させたくはない、と言って争っている。

 ところが、B男の母は、「B男に先生から言って、親権者を諦めさせて下さい。子どもは母親になついているし、B男が親権者になっても、とても面倒をみられないと思う。私も年だし、病弱だし、孫の面倒はみられない」と言う。しかも、「私から先生に電話したことは、内緒にしておいて下さい」と言う。私としては、B男の代理人として、B男が希望するからには、やはり親権を主張せざるを得ないことを説明しても、母親は、「困った、困った」と言うばかりである。

 また、別の離婚事件、私は、妻側の代理人だ。

 夫のC男から離婚調停が出され、妻としても離婚に同意し、今は条件について話し合っている段階だ。ある時、C男の母親が私の事務所を訪れて、「C男の嫁はよく出来た嫁だ、C男が一時の気まぐれで離婚だといっても、後悔するのはわかっている。どうぞ離婚しない方向で話をつけてほしい」と言うのだ。これもまた母親は、C男に内緒で来ているので、私が来たことは秘密にしておいてほしい、と言うのだ。

 C男から好きな女がいるから離婚したいと言われ、妻としても、仕方なく離婚することとし、あとは慰藉料がいくら払われるか、養育費をどの位払われるか、という話だから、いまさら円満復縁という訳にはいかない旨説明して帰ってもらったが、C男の母親は、いかにも悲しそうだった。

 なかなか親子の気持ちは一致しないものだ。これも「親の心子知らず」というのだろうか。


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