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2010年10月10日(日曜日)

10月10日

カテゴリー: - fujitasougou @ 22時54分26秒

 A男の妻は、パチンコに狂って、家事・育児はおろそかにして、A男に内緒でサラ金から借りてはパチンコにつぎ込んでいた。A男は、そんな妻に嫌気がさし、東京に転勤の話があった時、むしろ喜んで単身赴任した。単身赴任が二〇年にも及び、その間子ども達は結婚して独立し、A男に東京で好きな女性ができて、その女性と結婚したいと思っている。

 そこで、私は、A男の代理人となって、妻に対して離婚調停を申立てた。

 妻は、「生涯別居でよいが、離婚はしたくない」と言うので、調停が不成立に終わり、本訴を出した。当然、妻からは、A男の不貞を主張されたが、A男の言い分は、それ以前に夫婦関係は破綻している、破綻した夫婦に、貞操義務はないから不貞とは言えない、というものである。

 本人尋問当日、私からA男に対する尋問はうまくいったが、その後、裁判官からの質問、「裁判官でも単身赴任の人は多いけれど、土・日はたいてい家族の元に帰省するんですよ。あなたは、帰省しようとはしなかったんですか」。

 私は、当然A男から、「もう夫婦関係は破綻していてこれ幸いと単身赴任したのだから、帰省するつもりはなかった」という答えを期待していた。ところが、A男は、「帰ろうとは思ったんですが、なかなか仕事が忙しくて……」と言う。

 次に、また、裁判官からの質問、「あなたは、東京で好きな人との関係に入る前に、奥さんに離婚話は持ち出さなかったのですか。奥さんに対してすまないという気持ちはなかったのですか」。

 私は、当然A男から、「もう妻とは破綻していたので、すまないという気持ちはなく、いずれ離婚話をするつもりでした」という答えを期待していた。ところが、A男は、「妻にすまないという気持ちはあったのですが、なかなか言い出せなくて……」と答える。

 裁判官の質問に、「誘導質問です」と異議を申し出るわけにもいかず、代理人席でA男の愚答に、私一人イライラしていたのであった。


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