11月10日
今、検察庁が組織ぐるみで証拠隠滅をはかったのではないかと国民の眼が集中している。特捜の部長・副部長も起訴されたが、身内同士で罪のなすり合いをして、何とも見苦しいことだ。
この事件で、検察官の信用も人気もガタ落ち。
先日、今年合格したロースクール生10名近く、私の事務所訪問に来て、その後の飲み会の席で一人一人に聞いてみたが、検察官希望者は一人もいなかった。
私のロースクールでの教え子で、3年前検察官になって地方都市で頑張っている女性がいる。朝9時前に出勤し、帰宅時間が10時になるのはいつものこと、土・日も返上で取り調べにあたっているという。痴漢や家庭内暴力の被害者の話を聞き、何とか加害者を起訴に持っていきたいが、客観的証拠が足りなくて、上司から起訴は無理だと言われ、不起訴にする時は、被害者に申し訳ないという気持ちでいっぱいだとも、言っていた。
こんな真面目な検察官がいることを、忘れてはならないと思う
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