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2012年2月20日(月曜日)

2月20日

カテゴリー: - fujitasougou @ 17時13分03秒

 私が弁護人を勤めたA子は、窃盗罪で今刑務所に入っている。

 そのA子から手紙が来た。

 「5人部屋で、リーダー格の女性からひどいいじめに遭っている」、「他の部屋のリーダーは、人格的にも立派な人がいて、皆、さわやかな笑顔で挨拶し合って羨ましい」という内容であった。また、「物を飲み込むときに痛みがあり、咽頭癌ではないか」という不安も書いてある。

 私は、早速返事を出して、「いじめに耐えられないなら部屋替えをお願いしてみたらどうか」、「貴女から言い出しにくければ、私から代理人として申し出てもいい」、「健康上の心配があるなら、刑務所内でも診察を受けられるはずだから、看守に相談してみるように」と手紙を出した。

 しばらく返事がないのでどうなったのかと案じていたところ、2ヵ月も経って、先日またA子から手紙が来た。

 刑務所内で受けた診察で癌が見つかり、民間の病院で手術を受けたとのこと。1ヵ月の入院の後の通院の際にも、付き添ってくれる刑務所の職員に毎回とても親切にしてもらったので、私からも御礼を言って欲しいということと、治療費の支払についての心配が書かれていた。

 これまた早速、私は、刑務所長宛に手紙を出したところ、A子の手術代は、国庫で負担する、という返事があった。

 ホッとした。

 A子には、残りの刑期を無事務めて欲しいと願っている。


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