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2012年12月20日(木曜日)

12月20日

カテゴリー: - fujitasougou @ 09時23分01秒

 E郎は、孫が可愛くて仕方がない。

 息子夫婦と同居していて、息子夫婦が共働きだったので、専らE郎が孫の面倒をみて、保育所の送迎、保育所の行事に顔を出し、休みの日は、孫を近くの公園や水族館に連れて行ったりしていた。

 ところが、息子夫婦の間が険悪になり、嫁が孫と共に家を出て、実家に帰ってしまった。

 E郎は、孫がいなくなった寂しさで落ち込んで、食欲もない。息子は離婚するつもりで、「子どもの親権者も母親でいい。オレは第二の人生を歩むんだ」と割り切っている。

 親には子どもに面接する権利があり、これを片方の親が拒んでいる場合には、面会交流の調停を申し立て、面接する権利を確保できるが、祖父母には会う権利というのはない。

 今頃、孫は「おじいちゃんに会いたい」と泣いているのではないかと考え、E郎は眠れない日が続いている。

 私に長女が生まれた時、夫が単身海外留学していた間、実家に暮らしていたことがあったが、私の父は、初孫が可愛くて、勤めから毎日どこへも寄らずに帰宅し、孫と一緒にいる時間を大事にしていた。

 私が、子どもを連れて夫の留学先であるドイツへ行った後の父の嘆きは大きく、「恋人に去られたようだ」とがっくり来ていたようだ。私は、ドイツからせっせと子どもの写真や声をテープに録って送っていたが、三十数年前を思い出して、E郎の気持ちがよくわかるのだ。

 しかし、E郎の息子が、もう子どもの顔を見なくてもいいという態度であれば、致し方ない。祖父母に孫の面接権というものがないというのが今の法律だ。


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