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2006年12月10日(日曜日)

12月10日

カテゴリー: - fujitasougou @ 03時24分12秒

 最近中学校の社会科の授業の一環として、職場訪問というのがあるらしい。  私の事務所にも、この二・三年何人かの中学生が訪問してくる。「皆どんなところを訪問するの?」と聞くと、動物園・フルスタ・お菓子やさんなどと答えてくれた。一二月号の長谷山氏の「ねらく物語」にも、仙台フィルに職場訪問に来た中学生の話があった。

 そんな他にいくらでも楽しい職場がある中で、よくぞ法律事務所という地味な職場を選択して来てくれたものだ。礼儀正しい上杉中学校の男女六人。職歴三五年の私と、この一〇月に弁護士になりたての若い弁護士二人で対応した。

 「弁護士をやっていて、よかったと思う時はどんな時ですか」、「逆に一番苦労するのはどんな時ですか」

 これは前もって考えていた質問かな。

 「オウムの裁判には何であんなに時間がかかっているのですか」、「被害者が実名で報道される時と、匿名で報道される時があるのはどこが違うのですか」

 よしよし、犯罪に関しての報道をよく読んでいるね。

 「もし、僕が急いで道を走っていて、ぶつかって転んで頭を打って死んでしまった人が、たまたま総理大臣だった時と、ホームレスみたいな人だった時と、罪の重さは違いますか」

 ウーン、これは自分の頭で考えた質問だね。

 後日、担任の先生のパソコンで打った手紙と共に、生徒の直筆の几帳面な礼状が届き、「弁護士が委員会を作って活動しているという話を聞き、『利益にもならないのに社会問題のため活動するなんてすごい』と思いました。そして、これからは自分の得にならなくても必要だと感じたことは、積極的に行動したいと思います」という内容に、若い弁護士共々大満足したのであった。


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