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2016年5月10日(火曜日)

5月10日

カテゴリー: - fujitasougou @ 16時21分20秒

 今、遺産分割の調停中だというA子が、やはり弁護士をつけた方がよいと依頼に来た。

 話を聞いてみると、生前A子の父親が書いていた遺言書の内容で、もめているという。せっかく遺言を書いていたのに、何でもめているのだろうとその遺言書を見せてもらうと、
 「 1 今住んでいる土地・建物は妻にやる
   2 農地はすべて長男にやる
   3 長女と二女(A子)は協議して預貯金を仲良く分けなさい 」
とある。

 この第3項が問題なのだ。

 A子の姉は、「私の方が今まで父の面倒をよくみてきたから、私の方がたくさんもらう」と言い、A子は、「いや、半分半分に分けるべきだ」と主張している。「仲良く協議」どころか、調停にまでなっているのだ。

 なんと下手な、役に立たない遺言なのだろう。しかも、公正証書遺言なのだ。

 法律のプロの公証人が、一言「平等に」とか、あるいは「2対1の割合で」とか入れた方がいいですよとアドバイスしていれば、こんな不完全な遺言にはならなかっただろうと残念に思う。


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