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2016年10月10日(月曜日)

10月10日

カテゴリー: - fujitasougou @ 16時54分56秒

 テレビ嫌いの私でも、NHKの「ダーウィンが来た」は大好きで、時間が合えば必ず見る。

 世界のいろいろな動物の生態を何ヶ月もかけて撮影して、その実態に迫る。

 不思議なもので、その主人公がライオンであれば、狩猟の大変さに感心し、鹿やキリンを追いかけて物にすると、「あぁ良かった。これでお腹を空かせている子どもらに餌を持っていってやれる」とホッとし、主人公が鹿やキリンだと、ライオンに追いかけられて危機一髪で脱すると、「これで、また、仲間のところに戻ることができる」と胸をなで下ろす。

 歴史小説も同じで、石田三成が主人公なら、彼の理知的な頭脳と冷静な計算に感服し、関ヶ原であくどい徳川家康にしてやられたことを残念に思い、もっとああもすれば、こうもすれば良かったではないかと考えをめぐらす。徳川家康が主人公なら、計算高く人情味のない石田三成を敵に回して、よくもしてやったりと称賛の気持ちで歴史を振り返る。

 まして、身近な離婚事件で、妻の立場に立てば、「夫の横暴を許せない私が、こんなに離婚したがっているのをどうしてわかってくれないの」と思うし、夫の立場に立てば、「これだけ理を尽くして円満にやっていく方法を考えて話してやっているのを感情的になって聞きもしない、オレのどこがいけないんだ」ということになる。

 なかなか客観的な物の見方をできないものなのだ。


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