ログイン  |  新規登録
メインメニュー
カレンダー
2007年 1月
« 12月   2月 »
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  
最近の投稿
月別過去ログ
カテゴリ一覧
検索

2007年1月10日(水曜日)

1月10日

カテゴリー: - fujitasougou @ 03時30分14秒

 つくづく老人社会を実感するのは、介護に関する相談が増えたことである。

 「兄夫婦が、両親と同居して介護をしていたが、仲たがいをして家を出て、介護も放棄してしまった。二男の私は、勤務の関係で親と同居することはできず、かといって、老人だけを放っておくわけにも行かず、どうすれば良いでしょう」とか、「長女の私は、両親と同居して、もう二〇年も介護している。そのせいで婚期も逸し不遇な毎日だ。私の苦労が報われることはあるのでしょうか」といった相談だ。

 前者の場合、回答としては、「法律上、直系血族と兄弟姉妹はお互いに扶養する義務があります。したがって、二男であるあなたも両親を扶養する義務はありますが、自分の生活を犠牲にしてまで扶養する義務ではなく、自分の社会的身分にふさわしい生活をして、なお、余裕のある場合に、その範囲で援助する義務です。よって、仕事を辞めてまで、両親を介護することまでは求められませんが、お兄さんも、両親をどうしても引き取りたくないというのであれば、引取扶養を強制はできないし、かりに、引き取ったとしても適切な扶養は期待できないでしょうから、そのような場合には施設に入所させて、その費用の負担について、お兄さんと話し合うのがよいでしょう。話がつかない場合は、家庭裁判所に調停を申し立てるのがよいでしょう」ということになる。

 後者の場合は、「法律では相続の時に寄与分という制度を認めています。両親を長年療養看護する等して、両親の財産の維持または増加に特別に寄与した相続人は、寄与者として、相続財産の中から相続分とは別に寄与分を認めてもらうことができます」というのが回答になる。

 しかしながら、前者の場合、見捨てられた両親を今すぐにどうすればよいかという問題には役に立たず、後者の場合も、親にこれといった財産がない場合には寄与分といっても絵に描いた餅だ。

 介護に関する相談は、法律相談というより人生相談のことが多く、私の未熟さを痛感させられるばかりである。


TrackBacks

このコメントのRSS

TrackBack URL : http://www.fujitasougou.com/modules/wordpress/wp-trackback.php/30

この投稿には、まだコメントが付いていません

コメント

ごめんなさい、現在コメントを付けることは出来ません

22 queries. 0.231 sec.
Powered by WordPress Module based on WordPress ME & WordPress