2月20日
以前「話を聞けない男と地図の読めない女」という本が評判になったことがあり、これを読んで私はいたく感心したものである。
私自身、全く地図が読めない女なのだ。商店街で、ある店に入り、店の中をぐるぐる回って外に出ると、もうどちらから来たのか分からなくなる、という方向音痴なのだ。
以前は、支部の裁判所や現地に行くのに一苦労だった。だから、カーナビが発売されると早速取りつけた。それでも、「目的地周辺です。音声案内を終了します」と言われて、それから行き着くまでに苦労する。東西南北がわからないから、「〇〇を北に見て、そこを東の方向に曲がって…」などと言われても、理解不能だ。自分でも本当に困ったものだとは思っても、努力してもそう簡単に治るものではない。
私の事務所を初めて訪れる人に、場所を聞かれることがよくある。
「A通りを挟んで、Eホテルの真向かい」という説明ですぐ理解できる人と、そうでない人がいる。後者は相談に来ても、とても要領が悪い人が多い。
要領の悪い話し方としては、
1 主語のない話し方をする
2 順序立てて話すことができない
3 重要なことと、些細なこととごっちゃにして話す
4 相手が何を知りたがっているか頓着せず、ひたすら自分の話したいこと
だけを話す
があげられよう。
逆に、場所の説明の呑み込みの早い人は、相談も要領が良い。要点をメモして、資料を揃えて、てきぱきと応対する。
私も、どこかで要領の悪いことをやっていないかな?
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