ログイン  |  新規登録
メインメニュー
カレンダー
2008年 1月
« 12月   2月 »
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
最近の投稿
月別過去ログ
カテゴリ一覧
検索

2008年1月20日(日曜日)

1月20日

カテゴリー: - fujitasougou @ 05時14分36秒

 大学の恩師が急に亡くなってから一年経つ。

 恩師は、著名な民法学者で、現職を退いた後も執筆活動を続けておられた。
新しい視点からの親族法をほぼ脱稿し、机上の原稿の上に眼鏡と訂正用の短い赤鉛筆を置いたまま、この続きを始める姿を彷彿とさせる形で緊急入院し、二週間弱の後、心不全で亡くなったと聞いた。

 訃報に接したのは東京にいた時だったが、急遽帰仙し、葬式で弔辞を読んだ私は涙が止まらなかった。

 先生ご夫妻には、子どもがいなかったこともあり、我が子のようにかわいがっていただいた。
夫との実質的仲人でもあるし、私達に長男が生まれた時に百日目(地方によっては百十日・百二十日)のお喰い初めの時には、祖父母の代役でご飯粒を長男の口に入れる、という儀式をしていただいた。
本を山のように積み重ねてある書斎から、和服姿の先生が目を細めて出てこられ、「来たか、来たか」とにこにこ話しかけて下さったお姿が懐かしく思い出される。
 でも、長患いして亡くなった後、入院中のお姿しか思い浮かばないより、元気なお姿のままポックリ亡くなられた方が、良い思い出ばかり残りますね、と慰めたつもりの言葉に、奥様は「配偶者の場合は別、ああもしてあげれば、こうもしてあげればよかったと、諦めがつかない。
生前、夫婦一緒に行った所にはつらくて行けない」と、おっしゃっていた。

 本当に仲睦まじいご夫婦でいらしたのだ、と改めて思った。


TrackBacks

このコメントのRSS

この投稿には、まだコメントが付いていません

コメント

ごめんなさい、現在コメントを付けることは出来ません

22 queries. 0.071 sec.
Powered by WordPress Module based on WordPress ME & WordPress