6月10日
先月の母の日、娘一家に祝ってもらい、フランス料理のレストランで皆で食事した。
三人の孫は七才、五才、三才。何が嬉しいのか、何が面白いのか、いつもニコニコ笑い、キャッキャッ騒ぎ、何でも遊びにしてしまう。コップ、フォーク、ナイフで人の顔を作ったり、ナプキンで折り紙したり、そして、いつもママに「静かにしなさい、もっと小さな声でしゃべりなさい、食器をガチャガチャしないこと」と叱られている。
映画「スラムドック&ミリオネア」を観たが、インドムンバイのスラム街の子どもたちが苛酷な環境にもかかわらず、実に生き生きとかわいらしい。主人公のマジャールという男の子が、一八才になって幼な友だちの女の子ラティカを忘れることができず、TVのクイズ番組に出演したら彼女と連絡がつくかと思って、クイズ番組に挑戦し、見事正解を重ねていく、という内容だ。
クイズ番組とその問題に関連した過去の回想場面のコントラストが良い。
親を失った子どもたちを集めて喰いものにしている組織や、イスラム教徒が迫害を受けている状況などが出てきて、インドでは国辱ものの映画だという批判もあったというが、アカデミー賞を取っただけのことはある。なかなか見応えのある、そして、考えさせられる映画だった。
今でも、東南アジアやアフリカで、臓器売買や兵士にするためにさらわれる子どもたち、児童ポルノの被写体になる子どもたちの話をたくさん聞く。孫の姿と重ね合わせて、胸が痛む。
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